奪取(上) (講談社文庫)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062645669

感想・レビュー・書評

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  • 道郎は友人の雅人がヤクザから作った借金返済のために、偽札造りに手を染める。
    期限があるため、完璧なものは求められないので知恵を絞っての偽札造りになった。
    ヤクザに見つかり捕まるが、道郎だけが謎のじいさん水田に助けられる。
    雅人はヤクザと共に刑務所へ。
    その後、水田の正体が昔の偽札作りのメンバーだったことが発覚。
    偽札への夢を捨てきれない道郎は、水田と新たに偽札造りへと進む。

  • 昔読んだ本

  • 友人が闇金で作った借金を返済するため、偽札作りに手を出す青年。
    一冊ずつもそれなりの厚さのある上下巻なのに、上巻の真ん中あたりで返済期限が来るし偽札も完成する。
    その後あれよあれよと思わぬ方に話は転がっていくが、筋はぶれないし勢いも止まらないし面白さも変わらない。
    痛快。

  • 主人公為了幫助友人償還積欠黑幫的借款,規劃搶了鈔票辨識機並且製造可以逃過辨識機的假鈔。然而後來事發繼續被黑道追殺,主人公只好隱姓埋名,並且揭發自己被黑道綁架的友人以保全友人的性命,並找尋繼續學習製造更精美的假鈔的機會,在印刷工廠開始學習。主人公在一開始兌換鈔票時遇到的怪老頭救助他並且收容他,印刷廠遭到跳票危機,兩人和印刷廠的女兒開始研究製作假鈔。

    故事本身轉折頗為有趣,變化也很多,可以看出作者編故事的實力。只是關於製作假鈔的細節太詳細又很長,讀起來有點煩悶。

  • 偽札造りは犯罪

  • 一千二百六十万円。友人の雅人がヤクザの街金にはめられて作った借金を返すため、大胆な偽札造りを二人で実行しようとする道郎・22歳。パソコンや機械に詳しい彼ならではのアイデアで、大金入手まであと一歩と迫ったが…。日本推理作家協会賞と山本周五郎賞をW受賞した、涙と笑いの傑作長編サスペンス。

  • 読み始めは面白くてどんどん読めました。
    内容的に嫌な話にならなければいいなと思いましたが
    どうにかそんなことなく読めました。
    こんなに詳しく偽札作りについて書いて
    真似する人はいないのかと心配になるぐらい。
    すごく調べたんだなと感心しました。
    その部分の詳しく記述が、あまりにもマニアックで
    読み流してしまいました。
    他にもタイのお金が自動販売機で使えるとか
    最近の犯罪?の内容が驚くべきことばかりでした。
    どうやって終わるのか、予想がつきません。

  • 所々専門用語が多用されていて分かりづらい部分もあったが、総合的にみると面白いと言える作品。タイトルの奪取をダッシュとかけてあるのか、爽快感があり、駆け抜けていくようにストーリーが展開していく。

  • 夫の友人からお借りしました。
    またまた初めての作家さんです。

    偽札を使ってヤクザや銀行に復讐をしていくというエンタメ小説です。
    偽札づくりの過程がとにかく詳細で、紙の原料となる植物を育てるところから徹底して行うそのリアルさは、読み手にとっては専門用語が多すぎて多少うんざりする部分でもありましたがその反面、こんなに詳細に説明して大丈夫なんだろうかと心配になるほど・・・
    ということは、とてもリアルに受け止めているということなので著者の狙い通りなのかしら(笑)

    それはともかく、1000頁近くもある長編小説なのに基本的には話のテンポがよくて、スルスル読めてしまいました。
    エンタメ性抜群。

    また、最後は賛否両論あるみたいですが、悪銭身に付かず、ってことで。情熱も衰えないのでまあヨシとします。
    それよりも、ヒロインの女の子のキャラが好きじゃなかったわ。男性ウケしそうだけど。どうなんだろ?

  • 面白かったけどちょっと長くて間延びしたかなと。
    あと以前国立西洋美術館でグレービングの作品をみたが、こんなの彫れるようになるのは努力だけでは無理じゃね?

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著者プロフィール

真保裕一(しんぽ・ゆういち)
1961年東京都生まれ。91年に『連鎖』で江戸川乱歩賞を受賞。96年に『ホワイトアウト』で吉川英治文学新人賞、97年に『奪取』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞長編部門、2006年『灰色の北壁』で新田次郎賞を受賞。他の書著に『アマルフィ』『天使の報酬』『アンダルシア』の「外交官シリーズ」や『デパートへ行こう!』『ローカル線で行こう!』『遊園地に行こう!』『オリンピックへ行こう!』の「行こう!シリーズ」、『ダーク・ブルー』『シークレット・エクスプレス』『真・慶安太平記』などがある。


「2022年 『暗闇のアリア』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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