倒錯の死角 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 823
感想 : 85
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  • Amazon.co.jp ・本 (424ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062646901

感想・レビュー・書評

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  • お酒を飲んだ後はやめましょう。
    徹夜で読むことはやめましょう。
    できるだけ体調がよく、また精神的にも安定している頃を選んで読むことをオススメします。
    なんたって折原さんですから(笑)

  • 一人称視点が変わりながら展開していく叙述にまんまとハマってしまう。背徳的な雰囲気がそのまま狂気の世界へ導いていく。面白かったです。

  • ストーリー 4.2
    キャラクター 3.6
    読みやすさ 3.6
    衝撃度 4.0
    読了感 3.8

  • 倒錯シリーズ第二弾。日記という手法、アル中。叙述が入っていることはわかっています。結構早めに展開が読めた!と思い、裏を想像しながら楽しんで読み進めていったのですが…全然あたってなかったどころかその後見えていた景色がぐるんぐるんと。あっという間に何度も景色を変えられたのでフェアかフェアじゃないのかも正直わかりませんが、これぞ折原一作品。袋綴じにするわけです。普通でない人ばかりで思い入れのできる登場人物がいなかったのに最後まで一気に読まされてしまいました。よく考えられていると思います。第三弾も楽しみです。

  • 2002.2

  • 2014年12月31日読了。
    2014年109冊目。

  • 2014年6月30日

  • ベッドの上に白くすらりとした脚が見える。
    向かいのアパートの201号室に目が釘付けになった。
    怪しい欲望がどんよりと体を駆けめぐる。あちら側からは見えないはずだ。
    屋根裏部屋から覗く男と覗かれる女の妄想がエスカレートし、やがて悪夢のような惨劇が。

  • 東十条の伯母の家に住んでいる覗き趣味の翻訳家「大沢芳男」、その家の向かいのアパート201号室に新潟から旅行会社に入社して上京して住むことになった若い娘「清水真弓」、真弓と不倫関係の会社の中年プレイボーイ「高野広志」の物語に、ちょっとアルコール中毒のこそ泥「曽根新吉」がからむ。

  • ベッドの上に白くすらりとした脚が見える。向かいのアパートの201号室に目が釘付けになった。怪しい欲望がどんよりと体を駆けめぐる。あちら側からは見えないはずだ―屋根裏部屋から覗く男と覗かれる女の妄想がエスカレートし、やがて悪夢のような惨劇が。折原ワールドの原点ともいうべき傑作長編(amazonより抜粋)

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著者プロフィール

埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。編集者を経て1988年に『五つの棺』でデビュー。1995年『沈黙の教室』で日本推理作家協会賞(長編部門)を受賞。叙述トリックを駆使した本格ミステリーには定評がある。『倒錯のロンド』『倒錯の死角』『倒錯の帰結』など「倒錯」シリーズのほか『叔母殺人事件』『叔父殺人事件』『模倣密室』『被告A』『黙の部屋』『冤罪者』『侵入者 自称小説家』『赤い森』『タイムカプセル』『クラスルーム』『グランドマンション』など著書多数。

「2021年 『倒錯のロンド 完成版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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