- Amazon.co.jp ・本 (391ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062659147
感想・レビュー・書評
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『1.われわれの客観的な推測知は、いつでも一人の人間が修得できるところをはるかに超えでている。それゆえ、いかなる権威も存在しない。このことは、専門領域の内部においてもあてはまる。
2.すべての誤りを避けることは、あるいはそれ自体として回避可能な一切の誤りを避けることは、不可能である。誤りは、あらゆる科学者によってたえず犯されている。誤りは避けるとこができ、したがって避けることが義務であるという古い理念は修正されねばならない。この理念自身が誤っている。』
ポパーの解説書は初めて読んだな。
まぁ、ポパーは自身の作品が非常に読みやすいので、あまり解説書はいらないんだけどね。
でも、進化論的認識論、三世界論、身心相互作用、引用している新しい職業倫理の12原則など、彼の思想の全体像を知ることが出来て良かった。
『開かれた社会とその敵』とか読みたいなぁ〜。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【由来】
・2015/10/27北大の図書館で
【期待したもの】
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※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。
【要約】
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【ノート】
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【目次】
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カール・ポパーは「反証可能性」概念を武器に、科学、哲学、社会、政治といったあらゆる分野に影響を与えた20世紀を代表する哲学者。その多岐に亘る業績を明快に解説してくれる名著。ポパーが残してくれた概念をどう我々が活かせるか?現代に閉塞感を感じる人、でも最後まで理性を手放したくない人の為に。ぜひ!!