黄金蝶ひとり (ミステリーランド)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 162
感想 : 42
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  • Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062705684

感想・レビュー・書評

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  • 請求記号:Fオオタ
    資料番号:010793156
    装丁:祖父江慎+安藤智良(Cozfish)

  • まさに「楽しい本」のお手本のような一冊。子供とミステリ好きにとってのツボが盛りだくさん。お遊び的な要素もあって、それもまたミステリ好きにはたまらないよねえ。というか、子供がこれ読んだらミステリ好きになるんじゃない? 各小学校に一冊ずつ入れましょうよ、と言いたいな。
    しかし暗号が……解けないっ! ヒントはあの作品だよな、てのは分かってて、その作品も読んでるんだけど。……どうやって解いたっけな? 記憶が曖昧。その作品が手元にないってのも痛いので、もう一度買って読み直すか。←そしてさらにミステリにハマる、という仕掛けか(笑)。

  • こういう話好き
    さわやかなジュブナイルもの
    詳しくはブログのレビューを参照

  • 両親が5回目の新婚旅行に出かけ、ひとり残ったタケシ。
    そんな夏休みの間、会ったことのなかった祖父の家に預けられることになった。
    蝶の舞う山深い村での初めての生活、厳格な祖父、たくさんの犬たち、山守のテツとの冒険。

    ミステリというよりも、夏休みの冒険譚という感じ。

    巻末の「わたしが子どもだったころ」は、著者によるあとがきではなく本編の続きです。
    なので、初めに読むのは避けたほうがよさそうです。

    楽しく、わくわくする物語でした。
    まさに、「少年少女のための」ミステリーランドです。

    最後に、暗号が提示されます。
    ポーの「黄金虫」の暗号によって解読できました。

  • 夏休み、キプロスに旅行すると言う両親。
    洸がそんなところには行きたくないというと、物心がついてから会ったこともない、茶木村に住む祖父の家に行くと勝手に決められてしまった。
    豊かな自然が残る村には開発の手が迫っていた……。

    のどかな田舎の村での夏休み。
    祖父との生活や村の人々との出会いなど、自然に囲まれた風景が目の前に広がってきました。
    でもそんな村に隠された秘密は……ちょっぴり雰囲気がそぐわないような気が。
    でも登場人物がみんな個性的で(特に赤・青・黄のお三方)、テンポ良く読み進むことができました。

    本文以外にも謎や暗号が盛り込まれていて、そちらも楽しめました。
    軽く意表をつかれたりもして、なかなかおもしろかったです。

  • おもしろかったけど突っ込みどころ満載。

  • 祖父の元に預けられた洸。変わり者の祖父と友人テツ。ある日消えた祖父を探して鍾乳洞へ(笑) テツとの冒険、日本軍が残した遺産、黄金蝶が日本にいる理由(笑)面白かった(笑)テツの正体はすぐにわかるけどね(笑) 目次の暗号を解くのに時間がかかった(--;)


    船橋図書館

  • A fable about summer and children,5年生の夏休み、洸は物心がついてから1度も会っていない祖父・白木義明の住む茶木村で過ごすことになった。アサギマダラという蝶が群れとび、鍾乳洞があり、豊かな自然が残る村には、山を守る“テツ”がいるという。
    「茶木牧場&白木万能学研究所」なる看板をかかげた祖父は、あらゆることの先生として、村民から尊敬されていた。だが、なにか皆に秘密にしていることがありそうだ。村にかくされているという宝と関係があるのか……。ある日とつぜん祖父が姿を消した。茶木村を観光地化しようと前村長の不良息子が会社社長となって戻ってきたのと、関係があるのだろうか。彼の真の狙いは村の宝にあるのでは……。途中からちょっとSFっぽい。2008/05

  • ○2008/03/27 
    おもしろかったー。冒険っぽい内容よりも、最初と最後等作者の遊び心が楽しい。
    ミステリというよりは、ちょっとした謎解きが隠された子ども向けファンタジー?終わってからの暗号解きに時間を食ったので内容が薄れてしまったけど。
    これはほんとに洸(たけし)の年齢くらいのとき読んでたら楽しかっただろうな…。挿絵がなんかあったかくて好きです、ミステリーランドには珍しく(苦笑)

  • 初読:2007年8月25日

    SF。遊び心のある本。小学生の時読んでたらもっと楽しめたと思う。

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著者プロフィール

1959年名古屋市生まれ。名古屋工業大学電気工学科卒業。81年「星新一ショート・ショートコンテスト」で「帰郷」が優秀作に選ばれる。その後、会社勤めをしながら「ショートショートランド」「IN★POCKET」にショートショートを掲載。1990年、長編ミステリー『僕の殺人』を上梓してデビュー。2022年『麻倉玲一は信頼できない語り手』が徳間文庫大賞2022に選ばれる。

「2022年 『喪を明ける』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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