スプートニクの恋人 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062731294

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  • 村上春樹 著
    本棚を整理してると 何故か 15年以上くらいも この本棚に眠っていたのか…?発見。
    村上春樹氏の本は とにかく 面白く好きな作品なので 新刊が出る度 文庫になるのを待って 購入して 全て読んでいる個人的には「世界の終わりとハードボイルド…」が好きな作品だが それはなく 誰かにあげたのだろう そして他の作品も… で、何故 この本(他にもう2冊)だけ残っていたのだろうと思いつつの再読。
    うーむ。この本が発行されたのが かなり前なので その後の本を思えば 原点になってるのかもしれない。
    本をずっと読む事、書く事が好きだという主人公に惹かれ、引用も面白かったが、内容的には 答えのない説明があまりに多すぎて、興味を引く部分と排除したいような部分が混在している作品だったような気がする。上手く言えないけど…大切に置いておきたい作品というよりも 誰かにあげるのを躊躇して 本棚に眠ってた気がした。
    ともかく、また、新しい作品を読むように再読出来たのは良かったと思う…ただ、自分的には村上春樹氏の作品の中では高評価ではなかった気がする
    そんな中で どうでもいい事だけど…村上春樹氏の作品は大好きだし これからも読んでゆくだろうけど、村上春樹氏自身に好感が持てるかどうかは分からないなぁとフッと感じた(その人となりを知らないが…何故か?感じてしまった)しかしながら、画期的で 本を途中で閉じられないくらい どうなるのか?と思いながら読み進められる本を書ける唯一の作家かもしれない 「ねじまき鳥クロニクル」を再読したい気分になった。

  • こういう文学作品初めてちゃんと読んだかも、表現の仕方が独特むずかしいなギリシャの街並みの素敵さが分かる

  • 理解は誤認の総体でしかない。

    素敵な旅の連れのように見えて、結局はそれぞれの軌道を描く孤独な金属の塊に過ぎないスプートニク。

    電池切れのスプートニクは、懸命に軌道修正を繰り返しつつも、1958年1月4日大気圏に突入し孤独に消滅したらしい。

    現実と精神世界の境界線が曖昧で、ずっと夢の中を漂っているようで辛い。果たして私は、この生きづらさを育て上げ、いつか松明のように咲かせる事ができるのか。

    なぜ登場人物はあれ程までに孤独で居なければいけなかったのか。誰も救われないストーリーに感じてしまって苦しかった。

  • あちら側の世界と、こちら側の世界。半分になった自分。すみれ、ミュー、僕。登場人物が魅力的。

  • ごはんおいしそうでおなかすいた。

  • 私には難しすぎた。
    比喩表現の仕方が素晴らしいとは思うが、一般的ではなさすぎてなにを伝えようとしているのか理解できなかった。もっと想像力・読解力をつけて読み直したいと思う。

  • 村上春樹ってそんなに面白いか?おいらが持っているのは「スプートニクの恋人」だけ。1回読んだことがあるが、すっかり忘れているので読んでみることにした。別にそんなに面白くないがなぁ。
    読んでるうちにウトウトしてしまい、布団に入ったのは1時半。


  • 今ひとつ心に響くことはなかったですが、村上さんの、ある種スタンダードといえるようなストーリーとも思えました。

    性的マイノリティや外国人を登場させることが、発表当時もしかしたら耳目を集めたのかもしれませんが、今となっては特別なことでもないですし、そうなるとこの物語は「いつもの」という感じがしてしまいます。
    作中のだれの境遇にもちょっと共感しにくく、またこの物語で起きる象徴的な事件に対して「ぼく」があまりに冷静なのも説得力がないように感じました。

    このお話は、同氏の『1Q84』と主題は同じ、という作者の辞をどこかで読んだような(読んてないような)気がします。たしかにそういう感じもありますが、あちらはどうもそれ以外のテーマが複雑に練り込まれているので、純粋さという点ではこちらの方が優れているかもしれません。

  • 初めて読んだ村上春樹作品でした。読みやすくて、サクッと読めるかと思ったら、後半で失速…
    ラストは、ハッピーエンドととって良いのか?毒者次第なのかな…
    失速したとはいえ、またいつか読み返してみたいなと思う作品でした。

著者プロフィール

1949年京都府生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。79年『風の歌を聴け』で「群像新人文学賞」を受賞し、デビュー。82年『羊をめぐる冒険』で、「野間文芸新人賞」受賞する。87年に刊行した『ノルウェイの森』が、累計1000万部超えのベストセラーとなる。海外でも高く評価され、06年「フランツ・カフカ賞」、09年「エルサレム賞」、11年「カタルーニャ国際賞」等を受賞する。その他長編作に、『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』『街とその不確かな壁』、短編小説集に、『神の子どもたちはみな踊る』『東京奇譚集』『一人称単数』、訳書に、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』『フラニーとズーイ』『ティファニーで朝食を』『バット・ビューティフル』等がある。

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