フォー・ディア・ライフ (講談社文庫)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062733069

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  • 新宿二丁目で無認可だが最高にあったかい保育園を営む男
    花咲慎一郎、通称ハナちゃん。
    慢性的に資金不足な園のため金になるヤバイ仕事も引き受ける
    探偵業も兼ねている。
    ガキを助け、家出娘を探すうちに巻きこまれた事件の真相は、
    あまりにも切なかった…。
    稀代のストーリーテラーが描く極上の探偵物語。
    (「BOOK」データベースより)



    読後、本のタイトル “フォー・ディア・ライフ” (「一所懸命」「命からがら」)は、
    柴田さんからの大いなるメッセージだと思いました。 
    日々だらだらと過ごしている私… 反省せねば。  
    内容もタイトル通りなんだもん。 うむむ、感服です。

    柴田さんの読み易い文章は、本当に素敵だ。
    それに登場人物たちが、個性的だけでなく、生き方がドラマティックなのだ。
    しっかり読まされました。
    特に、主人公・花咲慎一郎(ハナちゃん)の人間性には、痛く共鳴。
    口数は少ないが、考え方が前向きなんだ。 不屈の精神って、彼のことだね。
    決して強い人間じゃないんだけど…。 どちらかと言うと弱い人だ。
    なのに、頼りになるんだよね。人一倍!

    読んでいて、凄くリアリティを感じるのよ。
    愛する保育園と子供たちの為に、ヤバイ仕事と分かっていながら
    身をやつす主人公。
    そしてその主人公を暖かい目で見守るたくさんの人々。
    人は人の情けを受けながら生きていくものなのだって。
    個人的には、奈美先生が一番好きかも。


    文庫本に「稀代のストーリーテラー」と書かれている。
    ( ゜ー゜)( 。_。)ウン♪ 全く持ってその通りだと思う。
    例えるなら大沢在昌氏と比較しても…
    然程見劣りないレベルなんじゃないかなぁ?
    ちょっと無理が在るかしらん、ね?  ふふふ
    でも、鮫島より…ハナちゃんの方が、好きだなぁ。

    ミステリィとしてだけでなく、
    探偵小説として充分楽しめる作品だ。



    早く続編の 『フォー・ユア・プレジャー』 を買いに行かなきゃ。

  • もひとつ感情移入できなかったかなぁ。
    花咲慎一郎さんが、まだよく理解できませんが、このシリーズは読んでいきたいと思います。

  • 花ちゃんシリーズのドタバタハードボイルド?…山内がやっぱりイイ!!

  • 花咲シリーズ第一弾です。

  • 無認可保育園の園長、花咲慎一郎。裏の家業は探偵。
    数々の事件が最後に微妙に繋がっていく。
    面白かった。
    登場人物もすごく魅力的、謎な部分があるからなおさらなのかも。

  • 好きです この感じ 続き読みます

  • 新宿2丁目無認可保育園の園長兼探偵の、花咲慎一郎シリーズの1作目。柴田さんの本に出てくる人達は皆個性があり魅力的。

  • 練の一つ結びと右耳ピアスが、てか練が好き。
    奈美を更に好きになった。

  • 主人公のハナちゃんが格好よかった。

  • 花咲慎一郎シリーズスタート!
    RIKOシリーズのキャラクターがたくさんでてきて、新宿の姿が目に浮かびます。

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著者プロフィール

 小説家、推理作家。
『RIKO-女神の永遠』で第15回横溝正史賞。
 猫探偵正太郎シリーズ、花咲慎一郎シリーズ など。

「2021年 『猫日記 Cat Diary』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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