OUT 上 (講談社文庫 き 32-3)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 6087
感想 : 501
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  • Amazon.co.jp ・本 (456ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062734479

感想・レビュー・書評

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  • 現実世界にもたくさんいるんだろうな、こんな毎日の繰り返しが。

  • 暗い話だけど続きが気になる!面白い

  • 記録

  • 深夜の弁当工場で働く4人の主婦が犯罪に手を染めてゆく内容。誰一人として快活な登場人物がおらず全体的に暗いトーンで進む。
    しかし主人公である雅子もどこか冷めて、人生を諦めているような感覚があり、下巻でどんな展開になっていくのか楽しみではある。
    各章ごとに各登場人物の視点からの三人称で語られるので多角的にストーリーが把握で良い

  • 複雑な関係が加速する

    彼女達はどうなってしまうのか

  • 面白い!
    明るい話ではないけど、メリハリのある文章でテンポ良く物語が進んでいくのでスラスラ読めた。
    底辺のような生活環境の主婦4人の生活に突如起きた夫殺し。
    普通の生活に突然、しかし確実に入り込んでいく殺人事件に対する人々の心の動きや環境の変化にリアリティがありドキドキした。
    登場人物は多いが、書き分けが素晴らしく上手いのでこの人誰だっけ?とならずノンストレスで読む事が出来た。
    下巻も一気に読みます!

  • 深夜の弁当工場で働く主婦。
    ふとしたことで夫を殺す。バラバラ。うかつな仲間。
    凄惨な過去を持つバカラ経営者。ブラジル人労働者。
    ほんのちょっとしたボタンの掛け違いで、壊れている日常生活。やりきれなさ。生きていくために働く。

  • もっと面白いのを想像していた☆☆☆
    わたし的にはリアリティがないなって思ってそこまで入り込めなかった♪
    おもしろかったけど、もう少し、と思ってしまう。

  • とんでもなく面白い小説だが、ラストがよく分からない。全く感情移入できない。なぜそうなった?と言った感じ。完全にアウト。

  • 3.67/5056
    内容(「BOOK」データベースより)
    『深夜の弁当工場で働く主婦たちは、それぞれの胸の内に得体の知れない不安と失望を抱えていた。「こんな暮らしから脱け出したい」そう心中で叫ぶ彼女たちの生活を外へと導いたのは、思いもよらぬ事件だった。なぜ彼女たちは、パート仲間が殺した夫の死体をバラバラにして捨てたのか?犯罪小説の到達点。’98年日本推理作家協会賞受賞。』

    『OUT』
    著者:桐野 夏生(きりの なつお)
    出版社 ‏: ‎講談社
    文庫 ‏: ‎456ページ(上巻)
    受賞:日本推理作家協会賞(1998年)
    映画化(2002年)

    外国語訳:
    English『OUT』
    Spanish『OUT』
    German『Die Umarmung des Todes』
    Polish『Ostateczne wyjście』
    Swedish『Fri』

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著者プロフィール

1951年金沢市生まれ。1993年『顔に降りかかる雨』で「江戸川乱歩賞」、98年『OUT』で「日本推理作家協会賞」、99年『柔らかな頬』で「直木賞」、03年『グロテスク』で「泉鏡花文学賞」、04年『残虐記』で「柴田錬三郎賞」、05年『魂萌え!』で「婦人公論文芸賞」、08年『東京島』で「谷崎潤一郎賞」、09年『女神記』で「紫式部文学賞」、10年・11年『ナニカアル』で、「島清恋愛文学賞」「読売文学賞」をW受賞する。15年「紫綬褒章」を受章、21年「早稲田大学坪内逍遥大賞」を受賞。23年『燕は戻ってこない』で、「毎日芸術賞」「吉川英治文学賞」の2賞を受賞する。日本ペンクラブ会長を務める。

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