- Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062736596
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ニューデリーの銀座⇒コンノート・プレース/バンガロール:インドのシリコンバレー/ヒマーチャル・プラディッシュへの旅:マニラカン(ヒンドゥー教とシク教の聖地で温泉で有名)でクルビダンスを踊りながらの祭に遭遇。雨季が明ける9月は祭(収穫祭)の季節/マラナ村:マラナクリームというオイルで有名。村人全員が高カーストで低カースト・アウトカーストの人と触れ合うのは禁忌行為。マラナの人々の先祖はアレキサンダー大王との説もある。AC330に大王の軍勢はヒマラヤの西に侵攻しており、原住民との宥和政策を執って「原住民の衣服を採用し、原住民女性との結婚を奨励したらしい/「ダシャラー祭」インドの秋の始まりを祝う祭で、「クル」のダシャラーが有名/カイラス山:標高6656mの未踏峰。サンスクリットで「水晶」の意。仏教(特にチベット仏教)、ボン教、ヒンドゥー教、ジャイナ教の聖地。例えば、ヒンドゥー教ではカイラス山をリンガ(男根)として崇拝し、ボン教では開祖のシェーンラップ・ミヨが降臨した地。カイラスの周囲の巡礼路(一周約52km)を、チベット仏教徒は右回りに、ボン教徒は左回巡礼行為を行る
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読書録「インドは今日も雨だった」3
著者 蔵前仁一
出版 講談社
p26より引用
“品物が変わっても、売り口上は昔とまったく変わらない。ちな
みにこれと同じかほぼ同じせりふを、ほかのアジア諸国や中東の
観光地でも聞くことができる。”
グラフィックデザイナーやイラストレーターを経て、旅行雑誌
編集者をしている著者による、奥さんと一緒に旅したインドとネ
パールの模様を記した一冊。
北部インドからカトマンズでのスケッチ旅行まで、自筆のイラ
ストと写真とともに書かれています。
上記の引用は、おみやげ品の売り子について書かれた一文。
一番早く覚えられてかつ相手にも伝わる外国語を追求すると、同
じような台詞になってしまうのかなと思います。
インドという国一つとっても色んな人がいて、旅行すれば楽し
そうに思います。しかし、著者のように旅ができるかどうかは、
ある程度境遇に左右されるのではないでしょうか。シッカリ働い
てお金をためて、旅行して帰ってくると働く場所が無いというの
では困ってしまいます。
こういう世界の隅々を周るような旅行は、著者のような人達に
任せておいて、私はその著作を楽しむに留めておこうと思います。
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『ゴー・ゴー・インド』から10年ぶりとなった蔵前さんのインド紀行。1997年発行だから、それももう10年以上前の話なのですね。僕にとっては、ダラムサラ、デリー、カルカッタ、ポカラ、カトマンズなど懐かしい場所、そして懐かしい宿の話が満載で、それだけでも嬉しい一冊です。初めての旅で描かれたイラストが収録されていて、蔵前ファンには眉唾もの。
パハールガンジ(メインバザール)のイラストを見ていると、無性に旅に出たくなります。 -
「旅行人」編集長のインドレポート。
旅に出たくなる。 -
インドの…というより普通の旅エッセイ。彼の絵もいいし、読みやすいけど、シリーズでまとめて欲しい。