- Amazon.co.jp ・本 (520ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062750035
感想・レビュー・書評
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「ローレライは、あなたが望む終戦のためには歌わない」あらゆる絶望と悲憤を乗り越え、伊507は最後の戦闘へ赴く。第三の原子爆弾投下を阻止せよ。孤立無援の状況下、乗員たちはその一戦にすべてを賭けた。そこに守るべき未来があると信じて。今、くり返す混迷の時代に捧げる「終戦」の祈り。畢生の大作、完結。
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読み終わりたくないと思いつつも手が止まらなかった1冊。
でも切なくなるからできれば読み返したくない1冊。
最後はハッピーエンド…ですが; -
映画を先に見ててよかったかも。本から読んでたら映画を楽しめなかったに違いない。どうして映画はフリッツをカットしたんだか・・・一番かっこいいのに(笑)
「椰子の実」がいい歌でそれだけで泣けてくる。
パウラと折笠のその後があるからいいと思う。普通ないよね。ご想像にお任せしなかったところにこの本らしさがある。二人は逞しく健やかに生きましただけじゃだめなんだよね。 -
ラストに感動。面白かったです。
でもちょっと読みにくかったかなあ。 -
第2次大戦中、東京に原爆を投下するB29を阻止するために出航した潜水艦をめぐる冒険譚。本作は映画が先にあって後からシナリオの世界観を広げて書き直したという。小型潜水艇に暮らすパウラに映画版では居なかった兄が将校として登場したり、何故パウラに特殊能力が身に付いて兵器として扱われるようになったかという回想シーンなど人物像がちゃんと描かれている。
この話、映画を先に見てしまうと、どうしてフランスの潜水艦がドイツに接収されて日本の鑑になったかとか、何故日系の少女パウラがドイツの兵器とされたのかというくだりがまったく説明無く進行していくことに気持ち悪さを感じてしまう。 結論を言ってしまえば映画は見る必要無し!役所広司をはじめ、潜水艦の乗員みんな髪が長いのは何? 真水が貴重なはずの潜水艦では洗髪はめったに出来ず、清潔を損なうことは命に関わるはず… ぼうず頭を嫌がる俳優の集まりだもん、面白いワケがない!
映画の批判に終始しましたが小説版だけ読みましょう! 漫画チックな内容ですが冒険小説として面白く出来てると思います。 -
この本アツイ!!!<br><br>
かなり面白かった。いろいろと考えさせられた。途中で浅倉のやりたいことや考えていることが何なのかよくわからなくなっちゃった部分があったんだけど、絹見の考えていることは筋が通っていてすんなり納得できた。<br><br>
エピローグが良かったな。その後絵に描いたような「普通の人生」を送り続ける二人。「普通である」ということがどんなに大切なことか、ひしひしと伝わってきたような気がする。<br><br>
読んで良かった。 -
やっと完結!!!!なんとゆうかただの戦争物じゃない気がします。最後も現代に続く話で考えさせられました。征人とパウラは生きて、次につなぐなにかを残したんですね。あぁ途中で投げ出さなくてよかった。
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いや〜。面白い!最高傑作ですね。終章では、思わず涙ぐんでしまいました。折笠とパウラの生き様に感動。折笠が死ぬ前に「せっかく与えられた自由を、腐らせてしまったのかもしれんな・・・。」と言った一言が印象に残ります。死んでいった伊507の乗組員たちとの果たせた約束と果たせなかった約束。自問自答する夫をパウラが今こうして生きているることだけ、それが大事だと締め括る。また1つ良い作品に出会えました。それと、映画化されたほうはやっぱ観ないほうが良さそう。
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思い。あらら。せっかく面白くなってきたと思ったらなんかぐだぐだで終わってしまった。つうかクドいなぁ。話も結局平凡な感じだったなぁ。
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もうヤバイ。
バスの中で泣きそうになりました。
やっぱ女の人って強いと思いましたね。