- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062750677
感想・レビュー・書評
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本格ミステリーかと思ったら、青春小説?家族小説?でした。
ミステリー的な仕掛けやトリックもあるのですが、読者が頭を抱える前に
サクっと解かれる感じ。
しかし舞城作品は3作目だけど、毎度毎度ぶっ飛んだ女性が出てくるなぁ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
爽快感。
疾走。
狂って走る。
叫ぶ。
傷つける。
無茶苦茶に愛する。
その時見えるもの。
...そういう感じが青春!!小説と言われる理由なのだろうなと思いました。
(本谷由希子さんの「生きてるだけで、愛」などを思い出しました。) -
涼ちゃんのエピソードが、結末も含めてすごく胸に突き刺さった。
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合う合わないで評価は分かれそうです。とにかく自然体過ぎます。
文章はあまり読み易くはありませんが、人間模様が面白おかしく描かれており楽しめました。
ただ、由紀夫とルンババの青春話が中心で、トリックの内容とプロットが丸投げな感が否めず、ミステリーとしてはちょっと不満でした。 -
すきーーー青春 手元にない 買うべし
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何年振りかで読んだけど、おもしろかった。
とんでもない展開なんだけど、ちょっと感動するし。 -
ちょっと舞城王太郎を続けて読みすぎたかも。
でもこの人の文章はすごく魅力的。
なんだろ。
言葉一つ一つが嘘ないんよね。
登場人物の心情がすごい共感できるというか、身近に思うというか。
でもぶっ飛んでて気持ちいい
死体が4コマて。 -
小気味よい文体と荒唐無稽な筋書きが愉快痛快。
密室を題材にしながらも、ミステリ構造を中心には置かず、むしろそういったものをバカにしたような、勢いだけで最後まで読ませる力はとてもよかった。
ただ、あまりのドライブ感のせいか内容はあまり残らない。
好き嫌いが分かれる作風だろうと思う。 -
密室、大量殺人、不倫、死体編集、めちゃくちゃつぎこんだ異常な展開と、流れるような冗長文に圧倒されるけど、当たり前の愛みたいなものが底にあるから、最後に力技で感動させられてしまう。
当たり前のこと言うのに、わざわざ悪趣味な描写は不要ですって人には受け入れられないかもしれない。
生理的な気持ち悪い描写や無慈悲な展開が、ただサディスティックに登場人物を陵辱するだけのものでないから、うへって思っても最後まで読んでしまう。
んだけど、白いツブツブのくだりはさすがにうべえっと思った。気持ち悪いってば。