- Amazon.co.jp ・本 (98ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062753548
作品紹介・あらすじ
森博嗣の撮る写真は、無機的で静謐(せいひつ)で孤独だ。しかし、寂しさはない。それらの写真は、撮影した視点、人間の存在を語っている。森博嗣の目で世界を見ることができる。その特異な視点からのインスピレーションで綴られた25の超短編からなる異色の作品集。2001年に限定版で出版された幻の一冊、待望の文庫化!
感想・レビュー・書評
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短編小説と、写真集が合わさった一冊。
好きな写真:「本当かどうか時が経てばわかる」「人々は不満だった」
好きな短編小説:「天秤」「大きさ」「時計」「夢」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ずっと一機の飛行機を作っていると想像してほしい。
まえがき より
AM系の電波は、明るさが変化して見える。FM系の電波は色が変化して見える。
アンテナ より
SS集。写真集。横書きなので左綴じ。
短編よりも、氏とトーマの写真の方が貴重かもしれません。トーマの横に初代iMac(ボンダイブルーで有名な)の箱らしきものがあり時代を感じます。限定版の方は2000部くらいしか出回っていないので、その文庫本だそうです。
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再読。写真と25編の掌編で構成されている。掌編はどれも1頁程度の作品ばかりなのでさくさくと読めるわけだが、その短さにも森博嗣らしさが詰め込まれていることは間違いない。普通の小説も良いけれどこういう掌編もなかなかに味わい深い。
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【あらすじ】
森博嗣の撮る写真は、無機的で静謐(せいひつ)で孤独だ。しかし、寂しさはない。それらの写真は、撮影した視点、人間の存在を語っている。森博嗣の目で世界を見ることができる。その特異な視点からのインスピレーションで綴られた25の超短編からなる異色の作品集。2001年に限定版で出版された幻の一冊、待望の文庫化!
【感想】
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「そうら、言わんこっちゃない」
「それ、ロシア人の名前?」
「お金を入れたのに、ジュースが出ないよ」
「ああ、間違えたんだね。あれはジュースの販売機じゃなくて、俺の貯金箱さ」
物事の遂行に必要な条件を、彼はすべて砂場で学んだ。 -
2015 3/15
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古本屋でみつけて、森さんだったので勢いで買って、よく見たら都馬のピンバッチがいっぱいついてて、可愛くて、値段見たら4000円だったので、中古で買ってしまったことが申し訳なくなったりした。
横書き1pに収まるショートショート。
ちょっとシュールで詩的なモノが多め。言葉のセンスが面白い。
写真がたくさん載っています。
写真の善し悪し以上に、冠されているタイトルがとてもユニークです。
タイトルがあることによって写真の印象が変わるのです。