卵のふわふわ 八丁堀喰い物草紙・江戸前でもなし (講談社文庫)

著者 : 宇江佐真理

• 講談社 (2007年7月14日発売)

感想・レビュー・書評

[ほんやだワンさんの感想 · 2011年8月10日]

八丁堀の同心の家に嫁いだ主人公と、ユニークで個性的な舅をはじめとする嫁ぎ先の人々などが織りなすお話。タイトルからして、江戸のおいしいお料理が中心になった本かと思いきや、ぜーんぜん違いましたね。サブタイトルは「江戸前でもてなし」と誤読してしまったし・・・。なんとゆうか、複雑な夫婦関係のお話ですね。

[moviemiyoさんの感想 · 2011年7月26日]

魅力的な登場人物と読むだけでお腹が空いてくる料理描写。たまらないです！
主人公のモヤモヤは思ったことをポンポン言ってしまう私には分からない部分もありましたが･･･でも生活が変わって改めて読み返すと程度の差はあれ共感できる部分が増えてました。

[本読み人さんの感想 · 2011年7月10日]

ただいま読み進めていいます。

卵料理が大好きなので楽しみですね。

料理の名前で6つの章で構成されています。

秘伝　黄身返し卵
美艶　淡雪豆腐
酔余　水雑炊
涼味　心太
安堵　卵のふわふわ
珍味　ちょろぎ

全て食べてみたいと思いませんか？

[ffr41さんの感想 · 2011年6月23日]

主人公の思考が理解出来ず好きになれなかったが、他は良かった。
美味さの秘訣は愛情、か。

[きりきりんさんの感想 · 2011年6月13日]

いるよね。
自分の想いは表さないのに、相手には想いを返してほしがる人。

[ブックナビクラブさんの感想 · 2011年4月2日]

読むとお腹が空いてきます。

[akasakeさんの感想 · 2011年3月28日]

読み始めは、事件解決に関してはちょっと勘所のいい、食道楽な半ご隠居の捕り物話かと思ったのですが・・・！！違いました！！
ダンナさまとのぶさんの微妙な関係から来る、のぶさんの気持ちに共感共感。そして、半分意外な顛末。ちょっとやられたっていう感じでした。

[Sanaさんの感想 · 2011年2月13日]

なんだかせつなくなって涙。

[ぴちくらさんの感想 · 2011年1月26日]

おいしい物の話かなと思ったら違いました。夫婦関係うまくいかない事もあるのは江戸時代も現代も一緒ですね。お舅さんがとてもいいキャラクターでほっこりします。

[くじらさんの感想 · 2010年12月15日]

同じ作者の「あやめ横丁〜」が私的にベストを飛ばしたので購入したもの。しかしながら、一定のクオリティはあるものの、あやめ横丁までの感動は得られなかった。比較してしまったのが良くなかったかな…

著者プロフィール

１９４９年函館生まれ。９５年、「幻の声」で第７５回オール讀物新人賞を受賞しデビュー。２０００年に『深川恋物語』で第２１回吉川英治文学新人賞、翌０１年には『余寒の雪』で第７回中山義秀文学賞を受賞。江戸の市井人情を細やかに描いて人気を博す。著書に『十日えびす』 『ほら吹き茂平』『高砂』(すべて祥伝社文庫)他多数。１５年１１月逝去。

「2023年 『おぅねぇすてぃ <新装版>』 で使われていた紹介文から引用しています。」