卵のふわふわ 八丁堀喰い物草紙・江戸前でもなし (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062757799

感想・レビュー・書評

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  • 切ないラスト。全体としては温かい作品。

  • 別居してからの微妙な感じの夫婦に萌えた。
    おいしいものを一緒に食べるって結構大事だよなあ。

    2010.8.25 購入/読了

  • なごやか癒し系。最後には夫婦の和解できれいに締め括り。

  • おいしそうな料理に夫婦・家族のあり方をまぜた様な作品
    意外な終わり方は個人的には好きです。

  • 同心の正一郎の妻・のぶは、夫との心の擦れ違いに悩んでいた。そんなのぶを助けてくれる舅・忠右衛門は大変な食道楽。偏食ののぶに珍しかったり美味しかったりする食べ物で心を和ませてくれるが……食べ物を絡め、ぎこちない夫婦の軌道を描いた物語。

    * * *

    私を時代小説に引き込んだ一冊。時代小説に興味のない人でも是非読んでみて欲しい。女性受けがとてもいい本だと思います。
    正一郎が酷いツンツンで、のぶもこれは堪らないだろう、と思うのですが、矢張りのぶも受け身過ぎたのかなと思いました。後半になってくると正一郎の気持ちもわかって、なんというか甘酸っぱくもどかしい気持ちになります。時代小説というより恋愛小説ですね。
    登場する食べ物も美味しそうで、私にしては珍しく、何度も繰り返し読んでしまう本です。

  • 江戸時代の食べ物と、夫との仲に悩む嫁・ふでとふでをとりまく人々と、人情劇。
    読み終わった後はなんだかほんわかしました。食べ物好きなお舅さんが憎めないキャラです。

  • 例えの際の文章がとてもうまい。
    それだけで話が膨らんでわくわくする。

  • 3個半

  • この本をきっかけに江戸時代にはまった!互いを思いやれる家族愛っていいですね。自分の家族にもみんなにすすめました。

  • 姉に借りなかったら時代物読まないで
    人生終わってたと思う。
    姉がいて良かったー。

    いいお舅さん、いいお姑さん。
    でも、旦那とは…
    ということで、ギリギリまで我慢してた主人公、
    プッツリと切れて実家へ帰ってしまいます。

    食べ物とお舅さんと、事件と旦那。
    色々絡み合って最終的にハッピーエンド。
    やっぱハッピーエンドのお話が好きだ!!

    正一郎(旦那)ゾクゾクするぜ。カッコいい。
    自分の夫があんなだったらイヤだけど。
    ありゃDVだ。

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著者プロフィール

1949年函館生まれ。95年、「幻の声」で第75回オール讀物新人賞を受賞しデビュー。2000年に『深川恋物語』で第21回吉川英治文学新人賞、翌01年には『余寒の雪』で第7回中山義秀文学賞を受賞。江戸の市井人情を細やかに描いて人気を博す。著書に『十日えびす』 『ほら吹き茂平』『高砂』(すべて祥伝社文庫)他多数。15年11月逝去。

「2023年 『おぅねぇすてぃ <新装版>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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