ヒトクイマジカル 殺戮奇術の匂宮兄妹 (講談社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (768ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062762267

感想・レビュー・書評

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  • 今回はとにかくいーちゃんを見る話。このシリーズはキャラ萌えで読む、と聞いたことがあったけど、まさにその通りの展開になってきた。
    いーちゃんがどんどん化けの皮剥がされてってる。人間っぽくなってるように思う。
    そんでもってラスボス登場!!
    怪しい狐面のおじさん。しかも哀川さんの父親らしい。ますます哀川さんが謎。
    なんでか知らないが、めちゃめちゃいーちゃんを憎んでるのかソッコーでエネミー認定。いーちゃん何したんだ?

  • 姫ちゃんがっ、姫ちゃんがぁぁぁぁ……。あんなことになるなんて、あんまりだ………。
    友の一人称が「私」になるところが凄く好きです(ぇ)あの病みっぷりがいい。いいかげん、二人の過去が知りたいなー。ひっぱるよね…。てか、最終巻までに明らかになるんだろうか??

  • 再読。結構長いわりには内容的には何人かのキャラが退場してラスボスが登場した以外はそこまで話は進んでいない。逆に言えば来るべき本戦の前の戦い、嵐の前の静けさ的な感じ。本作をターニングポイントとして戯言遣いは変わっていく。戯言遣いとその周囲の関係も変わっていく。そういえばここらへんの潤さんは本当かっこいい。良い意味での底知れなさが魅力的。別作品の「最強シリーズ」では潤さん視点なのでそれ故の弊害がないから外側から見る潤さんはマジでかっこいい。

  • ぼく(語り部)ー主人公。

    木賀峰約ー助教授。
    円朽葉ー実験体。

    匂宮出夢ー殺し屋。
    匂宮理澄ー名探偵。

    浅野みいこー剣客。
    紫木一姫ー女子高生。
    闇口崩子ー少女。
    石凪萌太ー死神。
    隼荒唐丸ーDJ。
    七々見奈波ー魔女。
    春日井春日ー学者。

    哀川潤ー請負人。
    西東天ー遊び人。
    玖渚友ー技術屋。


    人は人に影響を与えることもできず、また人から影響を受けることもできない。ー太宰治

    第一章 薄幸の少女ー(薄幸の症状)
    貴様の嘘は聞き飽きた。

    第二章 人喰いー(人喰い)
    宝籤の一等に当選しました。
    「何を買いますか?」
    「宝籤」

    第三章 先立つ不考ー(裂き断つ不幸)
    きみって人間の不幸だね。

    第四章 実体験ー(実験体)
    きみの意見には賛同する。
    が、その意見を述べる権利は死んでも認めない。

    第五章 癒えない傷ー(言えない傷)
    「ぼくは後悔してるんだ」
    「じゃあ、一生後悔せていて」

    第六章 不一致ー(which?)
    敗者は絶望して死ぬ。
    勝者は切望して死ぬ。

    第七章 戦場吊ー(千羽鶴)
    パンがなければ飢え死にしろ。

    第八章 執着癖ー(終着駅)
    信じてもらわないと裏切ることもできない。

    第九章 無意識下ー(無為式化)
    彼は彼女が持ってないものを全て持っていて、彼女の持っているものを彼は何も持っていない。

    第十章 壊れる最悪ー(喰われる罪悪)
    さようなら。
    またの機会はございません。

    終章 真夏の夜の夢

  • 序盤は日常系なんじゃないかと思えるくらいだったが、半ばすぎるあたりでショッキングな事件が起こる。そこからの加速は凄まじい。しかし初期と比べるとどんどん一文一文が軽くなっているような。

  • 生と死についてそれこそ戯言を書き続けた感じがする作品。今までとは一風違った感じだったからそれはそれでよかったのかもしれないが個人的にはあまり賛同できない印象。最終巻への布石の部分もあったかもしれない。

  • みいこさんについては☆5つ。かっこよかった。いーちゃんの成長が感じられたところも良かった。ただなぁ…姫ちゃんが…姫ちゃんがなぁ…。

  • 殴ったら痛そうな厚さの文庫です。
    なぜ一冊に纏めたのか謎です。
    あー、表と裏で手間もお金かかるから?

    ってなわけで、まだ半分も終わってなさそうだけど、戯言シリーズ最終章へ。
    みぃ姉さん好きだー。
    なぜ、鉄扇なのか…というか売ってるの?

  • 戯言シリーズではミステリーを期待してたから正直残念
    アクションとして読んでも正直物足りない感が・・・

    姫ちゃん・・・(´・ω・`)

  • 正確にはミステリ、ではなかった。完全にラノベ。でも意味わかんないトリックだったりギミックだったりする訳じゃないから普通に楽しめる。クビキリサイクルでハマってしまったんだからもう最後まで読むしかない。終章は目前だ。
    内容云々ってよりラストへの伏線みたいな感じがすごくする巻だった。主人公戯言使いの一念発起とか。ただ姫ちゃんを殺しちゃったのはない。超残念。うらむ。「生」と「死」について様々な議論がなされています。お決まりなものもあるけど、やはり「生」の反対は「死」じゃない。

著者プロフィール

1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル』にて第23回メフィスト賞を受賞してデビュー。デビュー作を含む「戯言シリーズ」は若い読者に大人気となる。2006年刊行の『化物語』は〈物語〉シリーズとしてシリーズ化され、アニメ化・ゲーム化され様々なメディアミックスが行われている。矢継ぎ早に刊行するすべての本が常にベストセラーとなり、当代随一の「物語師」として活躍中!

「2014年 『「偽物語」PremiumアイテムBOX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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