- Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062764391
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
あっ、そういうことやったのね。
前書きと帯だけ読んで怒っていたじぶんが恥ずかしいです。 -
トリックとか、事件の真相とか、そのあたりはミステリとしてはそれほど盛り上がらない感じ。ただ、人間が描けている作品だと感じたので、その意味では前2作とは逆の印象。正直、この作品の信濃譲二の方が好きなんだが(笑)ラスト1行が素晴らしいなぁ。
-
信濃譲二シリーズ3作目。やはり、読者の好き嫌いが分かれるシリーズだろう。作者のスタンスが色濃く出た作品だと思われる。キャラクターもストーリ展開も。
また、シリーズを連続して読了したためか、セリフの前に主語を置かずに、セリフの後に話した登場人物の名を出しているため、狙った意図的な文脈とも考えられる。そのため、誰のセリフか分からなくなる原因が分かった。
シリーズ同様に、こちらの作品も図解が数箇所で解説に登場するため、文脈で伝わらなかった読者は、やはり置いて行かれるのだろう。
謎解き要素というよりも、ストーリ展開やキャラ要素の方が強い作品だと思えたが、もう少し人物像で魅せても良いと思える作品であった。 -
またやられたよ。
衝撃的なプロローグから、
のめりこむように夢中で読みふけった。
歌野さんのことだから、絶対にひっくり返されるって
そんなことは、はなからわかっていたのに。
それでも私の中の可能性という幅は
歌野さんのそれとは比べ物にならないほど狭かったようです。
騙され続けてすべてを読んでしまったことを後悔するのは
いつも読み終わったそのあとで、
あぁ、これでまた歌野さんの思うつぼだと思うとともに
尊敬と降参のためいき。
家シリーズ、読破!! -
ジョージ最後の事件
徹が助手の域を飛び出しかけたり、ジョージがひどい目にあったり、最後にふさわしいけどさびしいな
昨今大麻を高らか叫んで嗜好する探偵はやっぱだめかな
シリーズものでは密室殺人と同じくらい好きなのに -
ジョージはどうなるのか?
-
遠出する際、移動時間に読むために購入しました
…が、読み始めると止まらず、ものすごい勢いで読んでしまいました
往復3時間程度の移動時間でしたが、家に着く頃には読み終えました。
以下多少のネタばれあります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
信濃譲二シリーズはこの作品を除いて全て読んでいました。
「毎度おなじみの探偵が出てきて、どんでん返しの末に事件を解決」といったストーリーが好きなので期待していたのですが、読み始めてすぐ、まさかの信濃譲二死亡宣言…
歌野晶午には毎回だまされているので、「これは実は死んでいないんじゃ…、いや、みんなそう疑うだろうから、裏をかいて本当に死んでるんじゃ…、いや、さらに裏をかいて、死んでいると見せかけて実は生きていて、読者が安心したところで本当に死ぬんじゃ…」とグルグルグルグル考えてしまいました
しかし、歌野晶午は本当に一筋縄じゃいかないですね
どんでん返しに次ぐどんでん返しをしかけられます
「このトリックなら他の本でも似たようなの見たことあるし、なんだか拍子抜けだなぁ」なんて思っていると、後々ひっくり返されます。
最後まで気が抜けませんね
かなり楽しませてもらいました。
グイグイ引っ張られるカンジがたまりません。 -
冒頭、いいねぇ。そういう犯罪も、世の中いっぱいだものね。