- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062764568
感想・レビュー・書評
-
少女漫画テイスト。どっぷり浸って楽しめないってことは少しはオトナになったってことかなー。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
シンタはいつまでも前に進めない奈帆の背中を押すためにあらわれてくれたのかなあとか読み終わったあとに考えたらまた泣きそうになった(;∇;)すごくよかったです!
-
高校時代に事故で亡くなった恋人「シンタ」
母校(鎌倉高校をモデルにした「鎌倉南高校」)に養護教諭として戻ってきた奈帆。奈帆は高校時代に、恋人のシンタを亡くしていた。
保健室で過去と現在が交錯し、過去の思い出をたどりながら物語が進む。
泣いたなぁ。
大事な人を失ったら次の恋になんて進めないよね。
そんな奈帆を心配して、神様が奇跡を起こしてくれたのかも。
シンタのことを忘れられなくてもいい。一緒に生きていけばいいと持った。
舞台となった鎌倉や江ノ島は一度観光したことがあったから、想像しやすかった。
地元の人はさらに想像しやすいし、懐かしく思えるんじゃないかな。
そして、私は折原みとさんが大好きなんです。小学生のころに「アナトゥール星伝」シリーズを読んでトリコになったんだなぁ。
そんな少女小説の元祖とも言える折原みとさんが大人向けに書いた小説。
とても良かったです。 -
もともと少女漫画家さんだけあって、やっぱりどこか少女漫画チックな気がしました。いい意味でも悪い意味でも。読後感はさわやか。
-
高校生のときの彼にもう一度会いたいと願う28歳の主人公。養護教諭として母校に赴任した主人公・奈帆の身に起こった奇跡の時間。もしも願いが叶うなら…が本当に叶ってしまうというファンタジーと言ってしまえばそれだけだけど、そこは折原みと。やっぱり泣かされてしまいました。講談社ティーンズハートを夢中で読んでいた20年前を思い出します。でもああそうなんだ、で終わってしまったところが物足りなかったかな。それ以上の何か、を求めてしまうところが、20年前とは違うところかしら。