アイスクリン強し (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 2638
感想 : 269
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062770767

感想・レビュー・書評

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  • 明治時代の息吹を感じられる作品を探していて見つけた一冊。畠中さんなら間違いないと思って読みました。
    確かに世の中が大きく変わる途中の様子は感じられましたが、登場人物の言動やエピソードがなんとなくこの時代に馴染みきれておらず、上滑りしている印象を受けた。もう少し続けていくことによって落ち着いてくるのかな。

  • 明治二十三年、多味珍しい洋菓子店を経営し出した真次郎、その幼馴染の沙羅と長瀬と長瀬の同僚の警官達。
    最初の話で料理をめちゃくちゃにされるので引いてしまった…ふつうそれで廃業なんだが真次郎が金持ち娘の沙羅に愛されているのにあぐらをかきすぎていてあまり好きになれなかった。

  • 明治維新という激動の時代で繰り広げられる若者たちのにぎやかな騒ぎと心温まる人間模様、珍しい西洋菓子に向けられる好奇心とが織り成す、華やかで可愛らしくも先が分からぬ不安定さをも描いている世界観の短編集だった。

  • 読んだことない著者で、食べ物を題材にした小説は好きなので手に取る。時は文明開化の時代、西洋菓子を扱う主人公を取り巻く個性の強い登場人物たち。
    話も面白かったのだが、もう少し濃いキャラクターを掘り下げて欲しかった。よって次回作を期待したい。

  • 勝手にミステリなのかと思ってましたが違いました。でもおもしろいです☆江戸から明治に変わったあとの市井の混乱や、急速な文明化への景色がおもしろいです! 洋装だったり、西洋菓子だったりの表現も個人的には好きです。 続編もあるみたいなので読んでみたい。ドラマ化出来そうな感じですね、真次郎さんはお人好しなイメージで相葉くんとかで☆

  • 明治になってから20年、没落した士族が警察官になる傍ら
    居留地で西洋菓子店を営む元士族の真二郎と警察官たちのお話

    江戸とか幕末を描いた作品は数あれど、明治の話は珍しい
    でも貧民街のあたりは近代化されていない江戸っぽさを感じるんだけどね
    漫画だけど、るろうに剣心とかそのあたりをイメージすればよいか?

    各話でビスキット、チヨコレイト、アイスクリン、シユウクリーム等のお菓子がキーアイテムとして出てくる
    ストーリーとしては日常系ミステリ的な要素も少し

    続編はいくらでもありそうな感じだけど、どうなんだろうね?

  • 期待して読んだのですが、今一つです。ドタバタを起こす人、巻き込まれる人ともに、動機や行動原理が取って付けたように浅い。そして物語に芯がない

  • 惜しい!

  • あ、あ、甘酸っぱい…!!

  • しゃばけに比べて、時代考証が雑?かも、しれない
    しゃばけの方はスっ、と江戸の世に入り込めたけれども、うまく明治時代に馴染むことが出来なかった。キャラクターがちょっと現代寄りなのかもしれません。
    でも、なんとなく優しい雰囲気があって、読み物としては十分おもしろかった。ビスケット買って帰ります。

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著者プロフィール

高知県生まれ。名古屋造形芸術短期大学卒。2001年『しゃばけ』で第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、小説家デビュー。「しゃばけ」シリーズは、新しい妖怪時代小説として読者の支持を受け、一大人気シリーズに。16年、同シリーズで第1回吉川英治文庫賞を受賞。他に『つくもがみ笑います』『かわたれどき』『てんげんつう』『わが殿』などがある。

「2023年 『あしたの華姫』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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