- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062770781
感想・レビュー・書評
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国家とは、国家自体が生きながらえることが唯一の目的なんだ。
こういう作品が大好物詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
・2/7 読了.多少オチャラケも含まれて物語は進んでいく.近未来が舞台だったんだ.ハードボイルドなんだかミステリーなんだか緩い感じでインターネットとPCをネタに話が展開して行く.検索だけをキーとして小説書くんだからすごいね.このまま後半も読み切ろうっと.
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前半は読み進めるのに時間がかかり積読状態でしたが、後半はどんどん引き込まれました。魔王未読なので下巻と併せて購入しようと思います。
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恐妻家のエンジニア、謎の殺し屋、それより怖い妻…キャラが濃いけど話も負けてない。ちょっと近未来感があるのも好きでした。一気に読んだ。
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何とも評価が難しい作品。
下巻読み終わってから評価決めます。 -
自身をモデルにした人物を小説内に登場させるというのはどういう心境なのだろうか。
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タイトルを見れば、チャップリンのあの有名な映画を思い出します。主人公の渡辺はSEですが、恐妻家、と言っても並みの恐い奥さんという類ではない現実が進行していきます。妻の仕掛けた陰謀なのか分からないまま、無気味な人物が現れたり、仕事上では依頼主との連絡さえ覚束ない怪しげなプロジェクトを任されます。この仕事の関係者が行方不明になるなど益々危機が迫りくる事態になり…
読み進めていくうちに、タイトルから連想することが少しづつ明らかになっていきますが、この先どう転がるのか…
作者と同読みの小説家が登場しますが、ちょっと自虐的ですか… -
上巻と下巻で雰囲気が異なる。軽い調子だが世の中の成り立ちについてが主題。アリ個々は賢くなくてもコロニーは賢い。
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なんだかいろいろ設定に不透明な部分や最後まで謎が回収されない部分があってなんとも言えないフィニッシュ。大きなシステムの一部になると人は考えることや善悪の判断を失うという主張はとても理解できたものの、エンターテイメントとしての質はなんとも。新しいトライだったと理解すれば一定の評価ということで3つ星。
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軽快。無駄に笑えるところが読んでて楽しい。
ルームサービスの練習するところが大好き。 -
妻に浮気を疑われた主人公が拷問を受ける。次から次へと物語は展開していき、かなり戸惑う。妻の佳代子には戦慄する。なんとなく流れがひっかかる感じで、特に「井坂好太郎」の小説部分を読むのが苦痛だった。近未来小説。
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近未来の青年SEに起こる事件を描きつつ、インターネット監視社会への脅威に警鐘を鳴らす。物語のテンポも速く、読みやすい内容
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『魔王』を読んだのは大学の卒業旅行の飛行機の中だったから、間が6年も開いている。
『魔王』の内容はほぼ忘れているが、疲れずに一気読みできる程度には読みやすくて面白かった記憶がある。
本作も面白くて、普段は平日にほとんど読書なんてできないのに、これはちょこちょこ読み進めていった。
この作者の作品を読む度に思うことだけど、読みやすさも武器だよなぁ。 -
伊坂作品は一応刊行順に読んでるけど、間隔が空き過ぎたので作品間のリンクはほとんど忘れている。『魔王』は伊坂作品特有の伏線回収のためだけの説明ゼリフとかはあんまり多くなかったので、続編の本作も割と読みやすい印象。下巻でどうなるか。
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初見の時には気が付かなかった伏線発見が楽しい2回目。
佳代子と渡辺の会話で、ルームサービスなりすましの話をしていたなんて、最初に読んでいた時は、華麗に見過ごしてた。
回収されない伏線は、伏線じゃない。
私達読者は、伊坂によって計算され尽くされた贅沢な伏線を、どれだけ豪快に見過ごしているのだろうか。 -
「魔王」、ほとんど覚えてないな(´ェ`)ン-…。
何となく、もっとシリアスな文体だったような?
まあ、単独でも楽しめるんだろうけど、漫画誌連載だけあって本書はすごく軽いね( ´ ▽ ` )ノ。
作者の自己パロ作家、ああいうのは上手い人でも失敗しやすいものだけれど、本作では危ういところで何とかセーフ( ´ ▽ ` )ノ。
他にも、それこそ「マンガチック(死語)」なキャラが続々( ´ ▽ ` )ノ。
大石クラノスケ、怖い奥さん、おちゃめな拷問魔( ´ ▽ ` )ノ。
彼らの挙動やセリフを眺めてるだけでも楽しめるかな( ´ ▽ ` )ノ。
ストーリーに関しては、まだまだ導入部といったところ( ´ ▽ ` )ノ。
現実を髣髴とさせつつ、かなり位相をずらした事件や人物( ´ ▽ ` )ノ。
独裁国家、ナチズム、全体主義、ネットの闇、歴史修正等など( ´ ▽ ` )ノ。
まあ、伊坂版「1984年」ってところか?( ´ ▽ ` )ノ。
ビッグブラザー・ウォッチングユー( ´ ▽ ` )ノ。
近未来ものとしては、コンピューターの専門用語羅列に辟易しつつも、スマホの登場を予期してなかったり、既にしてもう、苦しいところ多々(´ェ`)ン-…。
まあ、専業のSF作家だってそこには難渋してるんだから、仕方ないんだけどね( ´ ▽ ` )ノ。
カリスマ政治家、何となく小泉孝太郎っぽくて、これは先見の明( ´ ▽ ` )ノ……まあ、いつの時代にもああいう押し出しの強いカリスマ政治家は何人か出てくるものだけど( ´ ▽ ` )ノ
「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」の直訳が「苺畑さようなら」には笑った( ´ ▽ ` )ノ。
2016/09/13
いま2年前に自分が書いた「魔王」のブクログレビューを見てみたら、「うーん……」の一言しかなく星3つ……(´ェ`)ン-…。
よっぽどつまんなかったのかな?(´ェ`)ン-… -
3
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自分が念じると相手がそれを口にするという特殊能力っていうことにやはり現実味がなく、不思議な感覚。
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上巻を読むだけで面白さが伝わってきました。
以前、機会があり、ちらりと同作者の「魔王」を読みました。
今作では「魔王」の事件が過去となり、読み込めば大変面白いのだろうと関心します。
もちろん、今作が伊坂幸太郎デビューでも充分に面白いかと…。
テンポが良いので、サクサクと読み進められました。下巻も楽しみです。 -
前に読んでました。
本当に、覚えてないな私…。
前に読んだときは、魔王からの流れで読んだんだな、たぶん…。
今、自分に見えている相手は、本当に自分が思うような形で存在するのか?
ネットにあることはその人の価値とイコールなのか?
真実と事実は?
拷問とかそういうのあんまり好きじゃないので、暴力的なシーンはサラサラと読み飛ばしてしまいました…こんどは平和なのにしよう。 -
数年ぶりに。
初めて読んだ時ほどではないが
やっぱり怖い。怖い。ぞくぞくする。
「ゴールデンスランバー」と並ぶ、
管理化/効率化の進む現代社会の闇部分へ警鐘を鳴らす一冊。 -
拷問がグロい…
本を読む時に脳内で映像化される私には辛い