大江戸妖怪かわら版 1 異界より落ち来る者あり (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
3.52
  • (53)
  • (82)
  • (124)
  • (19)
  • (10)
本棚登録 : 1210
感想 : 84
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062770989

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 妖怪が暮らす世界に落ちてきた人間の少年が活躍する物語。
    主人公がいろんな経験をして、楽しんで、感動して、悩んで、落ち込んで…。学生のころは自分も応援されてるように感じながら、今は青春時代を思い出しながら、読みました。

  • 2017.6.4読了。サクサク読める本久しぶりに読んだ気がする。読むスピード落ちたかと思ってたけど物によるだけかなぁ。巻末に用語辞典が載ってるのが流石だなと思った。フォントも勘亭流で素晴らしいと思う。江戸の言い回しは独特だからなぁ。雀は大江戸に来てどれくらいなのだろう?言い回しの壁も気にしてないほど随分馴染んでるようだけど。お小枝は江戸時代から大江戸に落ちたみたいだが、雀は発言からするにどうも現代から落ちてるっぽい。キュー太もお化けの◯太郎からつけてるんだろうし。てか雀って名前だから雀型の妖怪かと思って人間って表記が出てきてから慌てて脳内イメージ修正したわ。猫でポーって名前どっかであったな友に借りた漫画だったな。表紙の絵は妖アパよりも可愛いタッチで別の作品でも見たことある気がするのだが思い出せない。残念ながらこのシリーズは完結前に作者が天に召されてしまった。せめて雀が大江戸に留まることにした前後のあらましは読みたいけど書かれてるかなぁ⁈全世界の作家さんはシリーズものは完結してから旅立ってください!

  • 香月さんらしさっていうのはとても出ていて、ラストの締めはまさにって感じでした。表現というところでこだわっているなと感じるけれど、それが少しだけ読み辛さを思わせてしまう。1巻だけだと世界観には浸れない、巻数を積むたびに世界観は感じられると思う。設定は普通に良いですよ、女性向けだけれど。

  • 27年12月29日読了
    ほのぼのしててよいが、いまいち盛り上がらずに終わってしまった。巻が続くうちに盛り上がるのか?良さそうな男が何人か出てきたが、それを楽しむものなんだろうか。

  • 江戸が舞台の妖怪が住むパラレルワールド。
    香月氏の作品に期待する、ほのぼのとした中にある優しく力強い教訓が足りなかったなぁ。

  • 江戸庶民の情緒満載
    妖怪宇宙は並行宇宙的存在だけれど
    人間界と一味違う所は
    人間味あふれる人情を失ったシガラミや
    理不尽な力関係による抑圧が無いところかな〜

    人間界の江戸も庶民の暮らしは今から思うと
    信じられないほどに人情豊かで
    憧れてしまうのだけれども
    妖怪の江戸はそれにも増して自然体の関係が
    忍ばれてホッコリとしている感じだ

    多様性もここまでくれば
    差別やイジメなど微塵もあり得ず
    云うことなし❢❢

  • 人間の世界から妖怪の世界に落ちてきた女の子、お小枝といっしょに、異界のあれこれを楽しく見物しているような気分になります。

  • 香月さんの新シリーズで雀が真新しいことには驚き生きてることを実感していくまんま香月さんの作品な感じ

  • 登場人物の紹介だけで終わった感じで、1巻が1話のよう。次を読んでみたいと思う気にはなれなかった。

  • さまざまな妖怪の闊歩する大江戸の町と、そこにただ一人の人間でかわら版記者の雀。1巻は異界から落ちてきた少女小枝ちゃんを中心に。妖怪だけど義理人情もあって活気があって、町の暮らしぶりが面白い。

全84件中 11 - 20件を表示

著者プロフィール

和歌山県生まれ。本シリーズの第1作目で産経児童出版文化賞フジテレビ賞受賞。「ファンム・アレース」シリーズ(講談社)「大江戸妖怪かわら版」シリーズ(理論社)など、YA(ヤングアダルト)小説の作家。

「2023年 『妖怪アパートの幽雅な日常(26)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

香月日輪の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×