爆笑問題のニッポンの教養 検索エンジンは脳の夢を見る 連想情報学

  • 講談社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062826242

作品紹介・あらすじ

情報爆発世界に「連想検索エンジン」が新たな地平を開く。グーグルのキーワード検索の限界を超えたい。

感想・レビュー・書評

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  • 【ノート】
    ・正剛さんの「多読術」→GETAを検索→連想検索→bookoff-onlineで検索したら、この本が出てきた

  • ウィキペディアで「爆笑問題」を検索して出てくる記述は間違いが多いと、爆笑問題本人が言っています。
    歴史書でも新聞でもなんでもそうだけど、「真実」は多面的で、人によって180度異なるものです。
    しかし大抵の人は、ウィキペディアとかTV・新聞もそうだけど、鵜呑みにしがちです。そしてそれをまた人に伝える・・・。
    なんでも話半分にして「自分で考えてみる」ことは大切かもしれません。
    いちいち疑うのは面倒ですが、そういう姿勢だけは保ちたいものです。

    本著の高野明彦さんは、答えを出すのでなく、『連想』されるワードを提示する検索エンジンを作った人です。
    例えば「爆笑問題」で検索すると、「漫才」「タイタン」「睾丸」「テレビ」などの関連ワードを「神保町の在庫データ」「ジュンク堂の新書データ」「ウィキペディア」など多数のデータバンクから引っ張ってきて提示してみせます。
    さらに、記事などの長文であっても、そのまま貼り付けて検索すると関連ワードが提示されます。
    検索した本人が気付いていなかった関連ワードが出てくるので、例えば夢の内容を文章にして検索すると、昨日みた訳判らない夢の正体も判るかもしれません。
    自分の日記を貼り付けたら、深層心理が見えるかもしれません。
    でもこれだって「真実」ではありませんので、参考程度でよいでしょう。
    「想 IMAGINE」というページです。是非一度お試しあれ。

  • TV番組の書籍化。
    新書マップやIMAGEの開発者との対談。
    複数のデータベースを横断する連想検索を開発したのは、通常のWeb検索の限界を認識しているからというのが面白い。
    キーワードを入れて検索しても単純な検索結果が意味をなさないことから作られた検索エンジンが日本発というのも楽しみである。

  • 口語なので読みづらかったが、「新書マップ」や「想 」などの新しい図書の検索サイトの裏にこめられた願いが語られていて面白かった。
    今までのウェブ検索のあり方がかなり限定的であること、多くの場合に検索とは直線的にはいかずあちこち寄り道しながら進むものであることなど、同感。
    実際に「想」を使ってみると、確かに、図書館や本屋にいったときみたいに偶然の出会いがありそうな予感がして楽しかった。

  • 新書マップは素晴しいアイディア。
    書店、古本屋の情報量は凄い。最後は人海戦術になる。
    検索エンジンについては日常生活の中で当たり前になっているが、改めてその仕組みを考査すると面白い。
    連想情報学、というが検索エンジンに学問としての追求は不要と考える。

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著者プロフィール

一九六五年埼玉県生まれ。八八年に田中裕二と「爆笑問題」を結成。二〇一〇年初めての小説『マボロシの鳥』を上梓。そのほかの著書に『違和感』『芸人人語』『笑って人類!』などがある。

「2023年 『文明の子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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