- Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062832410
感想・レビュー・書評
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本は人の選択に大きな影響を与えてくれるもの。本を知るきっかけになればという、作家さんたちの愛情が詰まった一冊です。
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図書館の先生に本を勧められると不思議な世界にトリップ。
それにしても5人の作家が一話ずつ書いていて、同じ人物が書いてるのかというぐらい、内容がまとまっていて読みやすいし、先生方はすごいなーと思いました。 -
「ぎりぎりの本屋さん」がおもしろかったのでこちらも読んでみた。司書さんのキャラクターが思っていたより冷たい(そっけない?)感じだった。
工藤さんの『時のラビリンス』と濱野さんの『秘境ループ』が好きだった。好きな男の子に誕生日プレゼントを渡すために何度も昨日をやり直す、便利だけど時は戻れないからこそ大切なんだよな〜と思った。秘境ループの2人のやりとりはほほえましかったけど、最後は少し切なかった。
登場人物がリンクしてるのもおもしろいし、舞台は同じなのに作家さんがちがうから雰囲気も変わって良い。 -
児童文学界の名手がせいぞろい。ぐるぐるまわるぜいたくな一冊。
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本を読む楽しさや、本を読んでみようかなと思うきっかけをくれる本だと思いました。
普段あまり本を読まなかったり、本が好きではない主人公たちが、不思議な女の人に出会い、おかしな世界に巻き込まれていくというお話が5つ入っています。
5つとも違う作者の作品なので、気に入ったお話を見つけて、その作家さんの他の作品も読んでみようかなというきっかけになるんじゃないでしょうか。 -
デビューして10周年なんですね。まはらさんと菅野さんしか存じ上げてないので新鮮でした。そこがやはりいい、アンソロジー。
図書室が舞台のアンソロジー、設定も舞台も素敵なんだけどイマイチ惹かれなかった。
最後の対談が一番興味深かったです。そんなわたしはもう大人になりすぎたのかなー -
【収録作品】プロローグ/「時のラビリンス」工藤純子/「妖怪食堂は大繁盛」 廣嶋玲子/「秘境ループ」 濱野京子/「九月のサルは夢をみた」 菅野雪虫/「やり残しは本の中で」 まはら三桃/エピローグ/スペシャル座談会-本たちと私たちが出逢ったころのお話し デビュー10周年記念-
本の豊かさを知ってほしいという気持ちが詰まった連作。やや押しつけがましさもあるが、それも本が好きだから。 -
2017.2.7.
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2006年組の学校図書室を舞台にしたアンソロジー。
茜色の貼り紙に銀色の文字で「図書室」に導かれた子ども達のお話。
自分の希望を叶えるかわりに、他の人の運命が変わるかもしれない。
嫌いな食べ物であっても・・と気づかさせる。
約束を破るとそれ相応のしっぺ返しがある。
友達を守るには・・。
といった事を背の高い司書の女性が手伝いながら子ども達が本を通して体験します。
各短編の子どもたちが同級生であったりして、他の作品に出演しているのが、こっそり楽しいです。そして、貼り紙のセリフが探し物、後戻りしたいといったセリフが違うところが細かいです。
巻末の執筆した先生たちの座談会も、本を読んだら楽しいかもと思える雰囲気です。