刀語 第八話 微刀・釵 (カンザシ) (講談社BOX)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 1473
感想 : 89
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062836364

作品紹介・あらすじ

西尾維新×竹が放つ、待ってました! の時代活劇絵巻!
人形 vs.無刀

「存在そのものが居ながらにして1本の日本刀――それがこのおれ、鑢七花だ」
姉・七実との死闘を経て、名実共に日本最強となった七花と、伝説の変体刀を7本まで蒐集した奇策士・とがめは江戸の奥地に広がる人外魔境の異界・不要湖へと足を踏み入れる。“敵”か、“味方”か!? ――とがめたちを揺さぶる監察所総監督・否定姫と、配下の元忍者・左右田右衛門左衛門(そうだえもんざえもん)! そして、残すところ4人! 真庭忍軍の次の一手とは――!? 刀語は後半戦に突入! 目まぐるしく動く因縁の物語! 刀語、第8話の対戦相手は、不要湖を守護する日和号!
衝撃の12ヵ月連続刊行企画“大河ノベル”第8弾!

西尾維新が挑む時代活劇! こんな物語を待っていた!!

感想・レビュー・書評

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  • 否定姫や右衛門左衛門が動きだし、物語も次巻から終盤に。
    否定姫にこき使われている右衛門左衛門が不憫。

  • 『刀語 微刀・カンザシ』作:西尾維新
    初版発行:070801
    発行所 :講談社
    登場人物:否定姫
         とがめの宿敵。家鳴幕府の内部監察官。
         日和号
         不要湖にいる殺戮人形。
         真庭海亀
         真庭忍軍十二頭首の一人。『長寿の海亀』。
    あらすじ:ひとまず尾張まで帰ったとがめと七花。宿敵からの情報により不要湖へと二人は足を運んだ。
    目次  :序章
         奇策屋敷
         否定屋敷
         真庭ウミガメ
         日和号
         不要湖
         終章
    オススメ:七花ととがめのイチャツキぶりが何とも素晴らしい域にいってますよね………。そんな二人の姿が好きですけど。日和号への七花の想いがとても印象的です。こんなにも七花は“人”になったんだと思いました。『おまえは俺を“人”って言ってくれるんだな………』の一言がとても忘れられません。

  • 場所は江戸(東京)で敵は微刀「釵」そのものの日和号。
    まにわには海亀が登場して死亡。

    今度の相手は刀を持つ人ではなく、刀そのもののからくり人形。
    確かにフェイントとかは聞かなさそうで大変そう。

    数日観察しただけで、どういった動きをするか予測をつけるというのはさすがとがめといった感じでした。
    第3勢力だったそろそろ否定姫が本格的に動き出スカンジ。

  • ガラクタ置き場のカラクリ剣士。
    人形は身代わりの役目を担っている。
    時を超えて鏡のように対峙する、人成らざる者だった頃の自分。
    後悔できるだけの人間性を身につけた七花と本格的な三つ巴的展開、大詰めの気配ぷんぷん。
    そしてあっという間に秋になる。

  • 七花がだいぶ人間らしくなってきたなぁ。そのための日和号なんだろうが

  • 再読。今回の相手は微刀・釵である機械人形、日和号。もうここまでくると刀とはなんぞやという領域になってくるがそこは置いといて。今作はまにわにの真庭海亀がいつも通りの感じで出てくるがそれの相手をするのは七花ではなく否定姫の懐刀、左右田右衛門左衛門。そうして次からは本格的にその否定姫が動き出してくる気配。いよいよ物語も終盤に突入。とがめと七花の関係もいい感じにらぶらぶ。

  • 小休止ですか。
    否定姫登場編で、重要登場人物が揃いましたね。
    前回が衝撃が強かったのであっさりしたかったのかなぁと思わないでもない話でした。
    ぶっちゃけ、印象弱めで。(^^;

  • 今思うと四季崎記紀、かわいい系がすきだったんだな…。
    右衛門左右衛門の姫さま至上主義っぷりに相変わらず好感度上がる。
    ていうか八話は右衛門左右衛門贔屓だよな、見せ場多い…。
    七とがのいちゃいちゃも三割増しでお送りします。

  • 武器でありながら人である、恋する殺人人形とも言える刀 ー 微刀『釵』。
    【人間らしさ】に重きを置いた刀。機械人形であり不要湖の番人、日和号が所有。
    感情もなく命令通りに動く機械らしい戦い方が印象的。

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著者プロフィール

1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル』にて第23回メフィスト賞を受賞してデビュー。デビュー作を含む「戯言シリーズ」は若い読者に大人気となる。2006年刊行の『化物語』は〈物語〉シリーズとしてシリーズ化され、アニメ化・ゲーム化され様々なメディアミックスが行われている。矢継ぎ早に刊行するすべての本が常にベストセラーとなり、当代随一の「物語師」として活躍中!

「2014年 『「偽物語」PremiumアイテムBOX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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