刀語 第十一話 毒刀・鍍 (ドクトウ・メッキ) (講談社BOX)

著者 :
  • 講談社
3.57
  • (81)
  • (98)
  • (217)
  • (14)
  • (5)
本棚登録 : 1422
感想 : 79
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062836487

作品紹介・あらすじ

西尾維新×竹が放つ、待ってました!の時代活劇絵巻!
刀工 vs. 無刀

「おれの父親は――親父だけだよ」
伝説の刀蒐集完了まで残りあと2本!!毒刀『鍍(メッキ)』を手にした真庭鳳凰は触れるもの全てを斬殺する殺意の化身と化し、真庭忍軍の本拠地“新・真庭の里”に向かう。虚刀流・鑢七花と奇策士・とがめも、鳳凰と刀を追い、伊賀の山中へ!血塗れた里にひとり佇む鳳凰から告げられる、“乱世”を貫く壮大な秘密とは――!?悲劇の“終局”まで待ったなし!刀語、第11話の対戦相手は、真庭忍軍十二頭領がひとり、真庭鳳凰!
衝撃の12ヵ月連続刊行企画“大河ノベル”第11弾!

西尾維新が挑む時代活劇!こんな物語を待っていた!!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 図書館から借りました。
    最終話に向けてのラストスパート!
    兎に角真庭人鳥がかわいい。帽子(フード)取ったらあんな髪型だったんですね。かわいかったんだけれど、殺され方は惨いな…。あれじゃあ避けようがない。
    最後の最後でヒロインがああなるってどういうこと?とがめどうなっちゃうの?好きだったのにな。七花と2人でラブラブエンディングを迎えるとばかり思っていたからすごいショック!

  • 鳳凰さん…
    あっけなく…

    とりあえず、思ったこと。
    点々と思ったこと。

    えーとね、
    始めの、これまで回想長すぎて私的にはやっぱしだらけた。
    それとね、
    人鳥くんの、運が強すぎるのだ!!!! みたいな運命崩しの技の持っていきかたは、西尾さん的ではあるけど強引さを感じたなあ。と、
    そいから、人鳥くんはいまいち最期の言葉に合点がいかなかったにゃあ。
    きっと、少年なのに…っていうことなんだろうけども、
    そもそものその、少年なのに…っていう着眼?その要素押しが結構ギリギリになってから急に始まった気がするから、
    いまいちやっぱし、それほどまでに、人鳥くんをそういうキャラとして捉えきれんかった。。
    そいから、鳳凰さんとエモンザエモンさんの関係?拮抗?とかがいまいちよくわからんかったよ…。

    あとねえ、精神とか魂とか言うてもさあ、
    ここまで来て四季崎季期がでてきちゃったら興ざめじゃないか?
    名前のみ、遺した刀のみ、の存在だったから良かったんであって、キャラクター性が欲しかった訳ではないよ…
    それに、結局、様々な伏線の説明説明感が否めないしさあ、、
    なんか、ご都合主義でござるよね、四季崎さんの予言者諸々の
    説明も含めて!

    やっぱし出てこない良さってあると思う…なあーー!

    ほんでまあ、
    とがめちゃん撃たれてまじつらい(; ̄O ̄) 以上、

  • まさかの対戦相手にびっくり。そうやってケリをつけるのか。
    完璧に完成された虚刀流。
    マッドサイエンティストが造り出したモンスターのようにも見えた。
    もうランディングの体勢に入ってるけど最後に損なったものがどんな結末を生むのか。

  • 場所は伊賀(三重)で敵はまにわにのトップ「鳳凰」。
    まにわには人鳥(ペンギン)と鳳凰ついでに里の人も死亡で全滅。

    四季崎記紀を登場させるのは良いのだけど、戦闘があっさりしすぎていて、それなら鳳凰のママのほうが戦闘は盛り上がった気がする。

    最後の展開は衝撃でアニメで見たときは驚いたなあ。

  • 再読。今回の相手は毒刀・鍍を所有する真庭忍軍十二頭領がひとり真庭鳳凰。といっても乱心しちゃってるけどね。今回の話で色々と刀語の根幹の謎が明かされる。それでもとがめと七花の旅は続いていく…、だったらよかったのになぁ!旅はどんな形であろうとも終わりを迎える。

  • 真庭の最期。
    よくやられキャラとして働いてくれたけれど、最後にちょっと活躍できて良かったね。(^^;
    そして、嫌な感じの続き方。
    左右田が出てきたときから、嫌な感じではあったんだけれど。
    作者が西尾なんだから、こういった方向になっても不思議じゃないのに、前巻までの何作かの甘さに勘違いしていたなぁ。

  • アニメで観てても、右衛門左衛門さんの顔面奪われたエピソード怖すぎるやろ…怖…。でもそれでこそ西尾感はある。
    完成形変体刀の異能が未来の技術の結晶でそれを予知能力で得た刀鍛冶が作ったというアクロバティック展開、う~~~んやっぱ西尾維新だ…。

  • 所有すると人を斬りたくなる、刀の毒がもっとも強く内包された刀 ー 毒刀『鍍』。
    【毒気】に重きを置いた刀。真庭忍軍十二頭領が一人、真庭鳳凰が所有。
    命結びで得てきた全てが崩壊し乱心者に堕ちる姿が印象的。

  • アニメで見ていたのでストーリーはわかっていたのだけれど、鳳凰と右衛門左衛門との過去とか急に四季崎記紀が表面に出てきて語り出したのがよくわからなかったので、やっぱり文章で書かれているとよくわかる。
    あの辺りは、アニメでは細かく表現しにくかったのかな、と思う。

    真庭忍軍の頭領たるために社会性を求めて自分の人格まで消したというのに、最後には鍍の毒にやられて記紀が表面に出てきてしまって、真庭鳳凰というのは、一体何だったのでしょう。結局、蒐集の際の戦闘は、記紀との対戦になってしまっているので、刀鍛冶相手に七花が手こずるわけもないし…。

    さて、ラスト1冊です。
    四季崎記紀が、なぜ歴史を改竄していたのかが、わかるのでしょうか。

全79件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル』にて第23回メフィスト賞を受賞してデビュー。デビュー作を含む「戯言シリーズ」は若い読者に大人気となる。2006年刊行の『化物語』は〈物語〉シリーズとしてシリーズ化され、アニメ化・ゲーム化され様々なメディアミックスが行われている。矢継ぎ早に刊行するすべての本が常にベストセラーとなり、当代随一の「物語師」として活躍中!

「2014年 『「偽物語」PremiumアイテムBOX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

西尾維新の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×