丸太町ルヴォワール (講談社BOX)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 335
感想 : 68
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062837316

感想・レビュー・書評

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  • 2020/08/31読了
    #このミス作品44冊目

    祖父殺しの嫌疑をかけられた城坂論語。
    双龍会という私的裁判を中心に話が進む。
    トリックはとても巧みだが
    ちょっと物語の世界観についていけず
    かなり読むのがしんどかった。

  • 残念ながらノれませんでした。

    仕掛けとしては結構すごい事をいろいろやっていて、途中「あっ」と驚かされたり、ページを遡って読み返したりという事が何度もありました。変格的な法廷もので好きな雰囲気ではあるので、途中で興奮する事もしばしばあったのですが、結局ノりきれず...

    「美人」「頭がいい」「名家」等の言葉でガチガチに組み上げられたキャラクター達の言動と展開は、先走りすぎたり独りよがりだったりと、読んでいる身には実感が伴わず、作者が描きたかったであろう物語は伝わってきませんでした。
    なんだか、知識はあって頭はいいけど経験が追いついていない人の文章を読んでいるような気分。このプロットで他の人が書いてくれたらなぁ、なんて思いました(中西智明の『消失!』を読んだ時もそう思いました)。

    なんかすごく偉そうな事を書いてしまいましたが、単に自分に合わなかっただけで、とても熱量のある作品です。なので、はまる人には面白い作品であると思います。

    ※あとで知ったのですが、最近発売された文庫版では大幅に加筆修正がされているようで、作者インタビューを読む限りでは御本人もその辺りを意識されているようです。文庫版も読んでみたいと思います。それくらい求心力のある作品である事は確かです。

  • 2012/10/13 序盤の入り込めなさが辛い。続編読むか?

  • 法廷もの、ライトノベル版。
    アニメ的美少年像
    美少年にふりかかる、殺人事件。
    殺人事件の犯人と思われる女に対する主人公の憧憬。
    読者のいろんな興味要素をちりばめながらも、全体の浅い感じが非常にする作品ではある。
    多分、作品の登場人物がアイコン化しすぎていて、小説の持つ異世界を表現しきれていないところにあると思う。
    人物設定・世界観設定だけでは、決してイイ小説にならないというイイ例。
    やっぱ、優等生にはイイ小説書けないよね。。。

著者プロフィール

ミステリ作家。1983年、奈良県生まれ。2009年に『丸太町ルヴォワール』で講談社BOXからデビュー。同作から始まる〈ルヴォワール〉シリーズ(講談社)のほか、著作に『キングレオの冒険』(文藝春秋)、『シャーロック・ノート』(新潮文庫nex)など。

「2022年 『円居挽のミステリ塾』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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