- Amazon.co.jp ・本 (524ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062837590
作品紹介・あらすじ
第3回 講談社BOX新人賞 Talents受賞作
希望崎学園新校則提案
以下の者は全て極刑に処す。
●非童貞・非処女
●廊下を走った者
●掃除をサボった者
●服装が乱れた者
●遅刻者
●レイプ犯罪(加害者、被害者とも)
この先、DANGEROUS! 命の保証なし!!
「魔人」と呼ばれる異能力者たちが存在する、とある世界。私立希望崎学園・通称戦闘破壊学園ダンゲロスでは、対立する2つのグループの抗争が激化していた。邪賢王ヒロシマ率いる、暴力で学園を支配する「番長グループ」。ド正義卓也を擁する、魔人校則の遵守により治安を保つ「生徒会」。ハルマゲドン勃発の日、一般生徒の両性院男女は幼馴染の保護と引き換えに番長グループに協力することになる。生き残りを賭けた抗争はエスカレートし、未曾有のカタストロフへ――!
「一人の魔人が『最強の矛』の能力を持ち、一人の魔人が『最強の盾』の能力を持っていた場合。一体どっちが勝つんですか――?」
この小説、読むもよし! 使うもよし!!
感想・レビュー・書評
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この先DANGEROUS! 命の保障なし「魔人」と呼ばれる異能力者たちが存在するとある世界。希望崎学園での対立する2つのグループの生き残りを賭けた抗争は未曾有のカタストロフへ!
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漫画版既読。そういうわけでネタ的な面白さの評価はそちらに譲りますが、やはり原作のほうが「わかりやすい」。ロジック的な所はやはり文章のほうが筆を尽くせるし、エピソードの構造なんかもこちらのほうがわかりやすかった。あと何故作者と同じ名前のキャラが出てくるか?そこらへんも漫画版ではオミットした描写ですな。
並行世界的な世界観を持っているためか、謎の「未来の学園祭」の描写が入ってくるわけですが、これをもっと効果的な位置づけにしたアレンジは漫画版の良かった所でしょうか。 -
登場人物があっけなくフェードアウトしていく。と聞いていたので興味がわき読んでみました。
評判通りにあっけなくフェードアウトしていく様は斬新で面白かったです。数十頁を費やした登場人物が二行で死んだり…。
読み物の概念を覆すような本でした。小説と呼べるかは別として、楽しめる本でした。 -
異能力モノで学園モノとくりゃあ心躍らせながら読んでいたわけで。オチはそう来るかーといったところでした。僕が見る作品はそういう傾向にあるのかな・・・。話は途中のあげは絡みのところが好きでした。
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能力バトルものかと思ったらバトル・ロワイアルものかと思ったらメタTRPGものだった!
ネームドキャラの生命が次々と一瞬で失われるのは昨今の流行りで自分も好きな展開だが、本作においては主人公勢力が活躍するわけではなく、敵味方双方消耗戦になるあたり、能力バトルものではなくバトル・ロワイアルもの。どいつもこいつもバカではなく、論理的思考力が高いのも好みではあるのだが、損得勘定が上手すぎて人間味がなく、かえってキャラクターの魅力を損なってしまってる気がする。
などなど小説とみると粗は見つかるのだが、本作の本質は『場の提供』。僕がRPGで一番楽しいのは、スキルポイントを振り分けてどんなコンボを作るのかを考えている時であり、それは本作が発信するメッセージである『ほら能力バトルって面白いからやってみなよ!』という投げかけと合致する。十分な材料を与えられた上で筆者の個人的な趣味満載のストーリーを見せられると、『自分もやりたいように作りたい!』という欲が湧いてくる。
カバーの煽り文の『読んでよし!使ってよし!』はまさに正鵠。本書こそ、厨二の妄想力を創作に駆り立てる一押しになるかもしれない。 -
妄想を『認識』した途端、能力を発動し"魔人"として
覚醒してしまった人が多く集まる私立希望崎学園
いつも対立してた生徒会と番長グループが最終決戦をする事になり
この日一般の生徒は戦いに巻き込まれない様早く下校していたが。
この学校の数学教師・長谷部は魔人差別主義で
魔人を全部残らず消し去りたいと思い
魔人を倒せる存在の『転校生』を雇う
『転校生』の報酬はミス・ダンゲロス学園の天音紗希
番長グループから幼馴染の紗希が転校生に拉致された事を聞いた隠れ魔人の"両性院男女(おとめ)"は……。
両性院の能力は"チンパイ"(性別転換能力)
番長・邪賢王ヒロシマの能力は"仁義なき戦い"
生徒会長・ド正義卓也"の能力は"超高潔速攻裁判"
大抵の魔人は思春期に覚醒するため
その時の妄想により中二病的な能力が多い(≧m≦)ぷっ!
ここに、くだらない能力を駆使したバトルが始まる(*`д´)b OK! -
倫理感や道徳心は宇宙の彼方に放り投げてから読みましょう。
がっつりエログロですが、能力バトルものとしてはとても良く出来てるし、ジャンプ的な熱い友情も楽しめますヨ。
しかし表紙の詐欺っぷりは酷いな!!