花物語 (講談社BOX)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 288
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  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062837712

感想・レビュー・書評

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  • 2017/6/25再読。
     蝋花のキャラのせいもあって、全体的に陰鬱な印象。神原の一人語りもローテンションだし。暦たちがいきなり卒業してしまっていて寂しい&戸惑うというのもあるか。
     前巻から扇くん(ちゃん)が登場していて、その不気味さもあるな。前触れもなくレギュラーキャラのような態度、性別が安定しない等、不気味さの演出がうまい。神原との絡みは、神原が年下男子を適当にあしらう感じがなかなか良かったが。
     神原に限らず女子視点だと、暦の変態っぷりにガチで引いていて、暦がちょっと不憫。あの変態キャラはギャグとしてオーバーに描かれていると認識しているのだが。
    大学生暦、自動車に乗って登場するシーンのがっかり感が良い。髪を伸ばして、かっこつけてるな~。でもその中二感が好き。貝木の人間らしいところも好印象。
     時系列がもはや良くわからなくなっているのだが、引っかかったのは、神原のモノローグで「(扇くんに)でたらめの前科がある」というセリフ。これは何を指すのか?あと「去年の末に暦が神原スールを壊滅させた」ってのも気になる。

  • 神原駿河が主役 悪魔の手 沼地蠟花 バスケ 青春 

  • 今回は神原が語り部。
    てっきりいつも通り超前向きで変態トークを連発するのかと思いきや、かなり寂しさが際立つ内容でびっくりしました。
    自分から見た自分。他人から見た自分。この二つは全然違うとわかっているつもりでしたけど、やっぱり僕も神原はこうだろうという勝手な押し付けがあったと気づかされました。

    自分の周りの環境の変化に寂しさを覚える一方、その寂しさもいずれ忘れてしまう切なさ。
    神原駿河というキャラがとても人間くさく浮かび上がってくる、一筋縄ではいかない物語でした。

  • 思ったよりも神原の語り口が真面目だった。真面目なのはいいことだが、もう少し笑いの要素が欲しかったように思う。

  • 2016.02.15 読了。



    図書館にて。

  • 「するがデビル」
    猿と彼女と悪魔様。
    神原さんのイメージが少し変わった。
    彼女が猿の呪縛から解かれてよかった。
    ただ、前回とは時系列が吹っ飛んでいて少し驚いた。

  • するがデビル。
    自分らしさってなんだろう?
    好きな人が思う好きな人物像ってのが、答えの一つってしっくりくる。
    親に褒められるように生きていれば、その通りに生活を捧げるし。

  • いきなり時間軸がぶっとんでてびっくりしました。
    神原駿河が語り部の物語。
    そうかそう落とすのか。

  • 駿河ちゃんは、やっぱりかっこいいなぁ

  • 「物語」シリーズ9冊目。

    徹頭徹尾、神原の物語でした。
    しかも時系列的には、暦たちの卒業後という後日譚的な位置づけです。
    さらにさらに、神原視点の物語のせいなのか、神原が普通の人になってました。
    ということで、変態度、エロ度、百合度、スプラッター度、グダグダ度、元ネタ度がほとんどないスポ魂友情青春成長物語でした。
    でも、呪縛から解かれてよかったですね。

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著者プロフィール

1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル』にて第23回メフィスト賞を受賞してデビュー。デビュー作を含む「戯言シリーズ」は若い読者に大人気となる。2006年刊行の『化物語』は〈物語〉シリーズとしてシリーズ化され、アニメ化・ゲーム化され様々なメディアミックスが行われている。矢継ぎ早に刊行するすべての本が常にベストセラーとなり、当代随一の「物語師」として活躍中!

「2014年 『「偽物語」PremiumアイテムBOX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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