フリーライダー あなたの隣のただのり社員 (講談社現代新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062880565

感想・レビュー・書評

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  • フリーライダーを4種類に分類。
    他のみんなが頑張っているなら自分はサボったほうが労力に対する報酬が合理的になる。
    組織でする対処法は実行できそうもありませんが個人としての心構えは実行していきます。

  • ビジネスにおけるフリーライダーについて。その分類,発生原因,対処法。学校におけるフリーライダーも同じか。いや,少し異なる気もする。
    p.227:フリーライダー問題に対して個人でできること:自分がフリーライダーにならないこと。負の増殖を回避するために。①成長意識を忘れない,②巻き込まれ力を高める,③おもしろがり力で近寄ってみる,④常に感謝の気持ちを忘れない。この4つ,人生を楽しくする方法でもあるな。

  • 『社内失業 企業に捨てられた正社員 』(双葉新書)
    http://mediamarker.net/u/wishmountain/?asin=4575153613
    と対比して読むと奥深い。

    結局、"フリーライド"というのは日本型経営の持病ではないのか?

  • 類型は面白いが、解決策は?

  • 企業や団体に見られる、少ない貢献で取り分だけ十分に得る、いわゆるフリーライダーについて論じられた図書です。

    前半ではその類型と発生過程、後半では類型別の処方箋が示されています。
    そのため前半は実例を交えておもしろおかしく語られ、後半は組織行動学・人事制度論的な内容になっています。したがって、本書の価値は後半ほど比重が高いといえます。

    主に会社組織を舞台としたフリーライダーの問題を取り上げていますが、組織の人事課題は決してこの問題だけではありません。
    確かに、近年注目を集めているテーマですが、制度・組織・任用・評価・教育を考えるときには、この話題に着目しすぎることも好ましくはないと思います。キャッチーなテーマだけに、特に人事に明るくない方は、そういったバランス感覚をもって向き合わなければなりません。


    <目次>
    第一章 ただのり社員に苛立つ職場
    第二章 フリーライダーの分類
     1 二種類の分類軸
     2 四種類のフリーライダー
    第三章 なぜフリーライダーが生まれるのか
    第四章 組織としての問題解決
     1 アガリ型フリーライダー問題へのアプローチ
     2 成果・アイデア泥棒型フリーライダー問題へのアプローチ
     3 クラッシャー型フリーライダー問題へのアプローチ
     4 暗黒フォース型フリーライダー問題へのアプローチ
    第五章 個人として取るべき行動
     1 自分がフリーライダー化しない
     2 フリーライダー化しない第一のポイント――成長意識を忘れない
     3 フリーライダー化しない第二のポイント――「巻き込まれ力」を高める
     4 フリーライダー化しない第三のポイント――「おもしろがり力」で近寄ってみる
     5 フリーライダー化しない第四のポイント――「常に感謝の気持ちを忘れない」
    第六章 新たな課題

  • 他人の業績の上に胡坐をかき、自らは惰眠を貪る「フリーライダー」を類型化し対処方法を紹介。どの類型にも自分に当てはまる部分があって冷や汗が出る。後半は自分がフリーライドしないための作法に多くの紙幅が割かれており、明日からでも実践してみようと思った。

  • ただ乗り社員を分別。フリーライダーを批判しているうちに、気がつかず自分が腐ったりんごに汚染されないようにすべきとの指摘には納得。常にモチベーションを保つのが重要。

  • 自分は貢献せずに他人の貢献だけを奪っている「フリーライダー」を分類、解説、対処法を提示する良書。フリーライダーが組織や連携を破壊していくプロセスは恐ろしい。“ひとつが腐れば他の全部も腐ってしまう”腐ったリンゴ理論。

  • 軽く読むには面白そうなテーマだと思ったら、案外読みにくい。著者が二人だからか、章立てというか構成がよろしくないのか、読んでて違和感がある。

    ただのり社員のタイプ分けやそれらの対処法・評価のアプローチなど。
    このテーマ、意外にそんなに簡単には論じきれないものだと思う。

  • あーいるいると思いつつも、
    自分が知らず知らずのうちにフリーライダーになってしまってるのでは?
    と怖くなってしまった。

    仕事に全てを捧げる気はない時点でダメかもしれないけど
    せめて常に感謝を忘れないようにしよう。
    感情音痴にならないように。

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