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- Amazon.co.jp ・本 (440ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062919470
作品紹介・あらすじ
『御堂関白記』は、平安時代中期いわゆる摂関政治の最盛期を築いた藤原道長の日記である。長徳元(九九五)年、三十歳で関白に准じる職・内覧に任じられたときから始まり、豪放磊落な筆致と独自の文体で描かれる宮廷政治と日常生活の様子。平安貴族が活動した世界とはどのようなものだったのか。自筆本・現写本・新写本などからの初めての現代語訳。
感想・レビュー・書評
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なんだか、この日記だけを読むと、わりと普通の方のような気がします。
悪だくみもしていただろうし、そんな自分に嫌になったりしていたときもあったのでしょうけど、そういうことはこの日記にはあまり書かれていない。
紫式部日記にあるような、人格円満な権力者みたいな感じともちょっと違うような。もっともあちらはかなり美化されているんでしょう。
動物は好きだったようで、馬の分配のこと、鷺・鹿といった動物が内裏にやってきた!みたいなことを喜々として書いてて微笑ましいです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
著者の思い入れや思想が出ることも無く、他の訳本に比べると読みやすいと思います。漢文はわかりませんでしたが現代語訳だけで十分楽しめました。道長の交友関係や人使いの荒さを知るのにオススメです。
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供花の日々の様子がよくわかる。ただ、大きな事件は起きない。また、とにかく登場人物が多いので、着いていくのが大変。
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