- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062932189
作品紹介・あらすじ
下野国で、重臣による謀反の難から逃れた領主の娘・澪姫と小姓が追手に囲まれた時、黒い長羽織姿で長身痩躯の男が二人を助ける。男の名は神子上典膳、剣聖・伊藤一刀斎より印可を受けた一刀流の達人。逃避行を続ける典膳らに絶体絶命の危機が迫る! 剣戟あり、謎ありの娯楽時代小説。(『一刀流無想剣 斬』改題)
感想・レビュー・書評
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2012年10月刊行の「一刀流無想剣 斬」に加筆修正、改題して、2015年11月文庫化。小野善鬼、一刀斎という剣聖も登場し、楽しめた。月村さんらしく、チャンバラシーンは、手に汗握る描写です。機忍兵零牙に触れた末國善己さんの解説が面白い。
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カッコイイ
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ニヒルな剣客ものってのは大好物
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剣聖・伊藤一刀斎より印可を受けた一刀流の達人 神子上典膳。たまさか助けを求めてきた姫と小姓を某国に逃がす手伝いをする剣豪小説。
と、単純な話にはならないのが「機龍警察」の月村了衛。
豪快な剣劇場面、超人的な力を発揮する場面の合間に描かれる典膳の陰。
そして、終盤でのどんでん返し。
読み進めていって終わりまでしっかり読まないと、全容が明らかにならない展開の面白さに満足。 -
剣客ヒーローが活躍するチャンバラ時代劇を期待して購入。講談調の語り口からしても確実と思っていたら、案に反してなかなかチャンバラをしてくれない。終わってみれば生き様を問う人情ものに近いのでは? 消化不良な読後感になってしまった。
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か……かっこいいーーー!
綱渡りの辺りとかすごい。
そして、「正体」に関してはわりと最初からそうではないかなと思っていただけに、なかなか追いつけない勘兵衛が面白くて仕方ない。
うーむ、ぜひアニメ化してほしいものだ。 -
なかなか起伏の大きい作品だった。
最初は無敵感が半端ない印象を受けたが途中から結構やられる部分もあってなんかぶれてるのかなと思ったけど、無想剣への布石だったとは。。。
それに神子上典膳ではなかったというのも驚き。
何がとは言えないけど月村臭も感じさせる作品だった。 -
下野国で、重臣による謀反の難から逃れた領主の娘・澪姫(みおひめ)と小姓が追手に囲まれた時、黒い長羽織姿で長身痩躯の男が二人を助ける。男の名は神子上典膳(みこがみてんぜん)、剣聖・伊藤一刀斎より印可を受けた一刀流の達人。逃避行を続ける典膳らに絶体絶命の危機が迫る! 剣戟あり、謎ありの娯楽時代小説。(『一刀流無想剣 斬』改題)
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やられた!
まさかの結末。そうきましたか。そうでしたか!
面白かった。 -
ここから色んな作品に繋がっていくんだなあ、としみじみ読んだ。