『能町みね子のときめきデートスポット』、略して 能スポ (講談社文庫)
- 講談社 (2016年3月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (356ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062933452
感想・レビュー・書評
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いや~~~ものすごくディープな一冊でした!!!
「能スポ」=「能町みね子のときめきデートスポット」は、能町さんらしい目の付けどころで西高島平、吉原、日野、野田などの「殺風景、殺伐、へり、どんづまり、がけっぷち」のような「死にそう」なスポットを紹介。
かつて10年ほど関東に暮らしていた私ですが、どこも訪れたことがなかった。こんなニッチなところばかり…こりゃたまんねぇ!今も住んでいたら、絶対この本片手に向かったよ!それほどにツボでした。但し、万人にはオススメできませんが(笑)まず、表紙にもなっている謎の風船。線路を堂々と歩く行商のおばあちゃん。黒い涙を流すさびれたパンダ。ノリがvowっぽくて写真だけでも笑えるが、読み始めると、次々と遭遇するミラクルな事象。クセのすごい人物、目を疑う建築や看板の数々。笑いすぎて腹がよじれました。ディズニーランドには興味はないので、是非、舞浜のへりを歩いてみたい!!
この連載をしていた2008~9年の能町さんのノリも懐かしかったです。もっと早く書籍化してくれればとも思ったけど、むしろ今のタイミングでよかったかも。今はもうない岩泉線一日全駅制覇の旅は読み応えありました。そして、マイペースな編集スルギくんのキャラも面白すぎる。能町さんおすすめの場所はまだまだあるとのことなので、是非続編を期待したいけどなぁ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
能町みね子さんの文章が好きです。こんなデートしてみたいですし、お散歩するだけでもとても楽しそうです。へりや崖、工場や電車の線路…素敵。てくてくどこかへ行きたくなりました、無性に。能町さんの視点ってとても面白くて好き。他の場所に行かれたりしたものもどんどん読みたいなぁ。面白かったです。
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ディープすぎるデートスポット。
行ってみたい気もするが、こんなデートに付き合ってくれそうな男の人が周りにいません。 -
番外編の「JR岩泉線 一日全駅制覇の旅」が
面白い -
へり、死にそうな場所、良いなあ