『能町みね子のときめきデートスポット』、略して 能スポ (講談社文庫)

著者 :
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (356ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062933452

感想・レビュー・書評

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  • いや~~~ものすごくディープな一冊でした!!!
    「能スポ」=「能町みね子のときめきデートスポット」は、能町さんらしい目の付けどころで西高島平、吉原、日野、野田などの「殺風景、殺伐、へり、どんづまり、がけっぷち」のような「死にそう」なスポットを紹介。
    かつて10年ほど関東に暮らしていた私ですが、どこも訪れたことがなかった。こんなニッチなところばかり…こりゃたまんねぇ!今も住んでいたら、絶対この本片手に向かったよ!それほどにツボでした。但し、万人にはオススメできませんが(笑)まず、表紙にもなっている謎の風船。線路を堂々と歩く行商のおばあちゃん。黒い涙を流すさびれたパンダ。ノリがvowっぽくて写真だけでも笑えるが、読み始めると、次々と遭遇するミラクルな事象。クセのすごい人物、目を疑う建築や看板の数々。笑いすぎて腹がよじれました。ディズニーランドには興味はないので、是非、舞浜のへりを歩いてみたい!!
    この連載をしていた2008~9年の能町さんのノリも懐かしかったです。もっと早く書籍化してくれればとも思ったけど、むしろ今のタイミングでよかったかも。今はもうない岩泉線一日全駅制覇の旅は読み応えありました。そして、マイペースな編集スルギくんのキャラも面白すぎる。能町さんおすすめの場所はまだまだあるとのことなので、是非続編を期待したいけどなぁ。

  • 表現が楽しくて、すばらしい。
    ユーモアにあふれつつ、
    的確て、知性あって。

    ほんとに「死にそう」な感じが
    伝わってくるのに
    行ってみたくなる。

    能町さんの、おもしろ嗅覚の
    素敵さ、すごさを感じる一冊。

  • 能町みね子さんの文章が好きです。こんなデートしてみたいですし、お散歩するだけでもとても楽しそうです。へりや崖、工場や電車の線路…素敵。てくてくどこかへ行きたくなりました、無性に。能町さんの視点ってとても面白くて好き。他の場所に行かれたりしたものもどんどん読みたいなぁ。面白かったです。

  • ディープすぎるデートスポット。
    行ってみたい気もするが、こんなデートに付き合ってくれそうな男の人が周りにいません。

  • 番外編の「JR岩泉線 一日全駅制覇の旅」が
    面白い

  • へり、死にそうな場所、良いなあ

著者プロフィール

北海道出身、茨城県育ち。文章やイラストの仕事のほうが多い漫画家。他称好角家。雑誌やネット媒体でコラムなどの連載多数。2006年、イラストエッセイ『オカマだけどOLやってます。』(竹書房)でデビュー。著書に『くすぶれ!モテない系』(文春文庫)、『ドリカム層とモテない系』(ブックマン社)、『逃北〜つかれた時は北へ逃げます』(文春文庫)、『「能町みね子のときめきデートスポット」略して能スポ』(講談社文庫)、『雑誌の人格 2冊目』(文化出版局)、『うっかり鉄道』(幻冬者文庫)など。『「能町みね子のときめきサッカーうどんサポーター」、略して能スポ』(講談社文庫)がサッカー本大賞2017の大賞を受賞。ラジオやテレビなどでも活躍している。

「2018年 『中野の森BAND』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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