- Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062934374
感想・レビュー・書評
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行動経済学から犯罪を考えるっていうアイデアが面白かった。ただ麻耶がかなり後ろ向きの性格だから、最初の方はもやもやするかも。これ、某シリーズのように主人公が好印象だったら、他のキャラも立ってるしもっと面白いのかなと思ったけど。
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読みやすくサクッと読めてしまいました。
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「犯罪だって一般の消費者選択理論と同じ」連続殺人事件の特捜本部に乗り込んだ行動経済学者の捜査に、誰もがあっけに取られた。被害女性たちの自宅から足跡や血痕が発見されたのに、解決の糸口すら見つからない難事件の容疑者を、経済学で独自に割り出したというのだ。
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発想はとても面白いと思う。今までの警察小説、というかミステリになかった「行動経済学者」が殺人事件の捜査に参加するという設定。
行動経済学者の伏見は、自分は刑事に向いていないと思い悩む女性刑事・麻耶とコンビを組み、連続殺人事件の捜査にあたるというストーリー。
話の中で、簡単に経済学用語を含めた推理が披露されるけど、そこもとても分かりやすくて、全くとっつきにくさはない。
さらに終盤明かされる殺人事件の真相というか構図も、なかなか複雑。
けど総合して面白いかというと、私はあまりそうは思わなかった。なんとなく、物語の起伏に欠けるというか…。
続編も出てるけど、そちらにまで手は伸ばさないかな。 -
変わった設定で、面白い話になりそうだけど、主人公がうざくて興醒め。続編はきっと読まないなあ・・・
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難航する捜査現場にある変わった人物が投入される。
経済学の観点から事件を捜査する男性、伏見。
伏見のキャラが立っており、コンプレックスに悩む女性捜査官との掛け合いもテンポよく読めた。 -
行動経済学を取り入れた警察ものという点では興味深かったが、どうにも主人公の女の子のもやもやうだうだ具合が好きになれなくて、読後感はプラマイゼロ。
主人公も経済学者もキャラ立ちや魅力を感じない。主人公は自身が刑事に向いてないと思うならさっさと辞めればいいのに、やりたくないと思いながら手を抜いてやっていることに不満を感じる。やりたくないのも苦手な人がいてもいいから、仕事は仕事としてきちっとしろよ。阿久津や盛崎の方が芯があってしっかりした魅力がある。
伏線は分かりやすく、最後のページまで読まなくても予想はしやすい。
主人公がカウンセラーに仕事上の秘密をペラペラ喋ってる時点でもうダメ。覚悟をもってやってるならまだいいけれど、流されっぱなしだし。主人公とそのパートナーである経済学者に人間的な魅力を感じなかった。 -
文庫本になる前にから気になってた本。
経済的に考えて、文庫本になるのを待ってたわけだがそう言う話。
まぁ、古本とか図書館とかもあるけどね。
自分にとって、満足度が最大となるのが今だった。