- Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062934398
作品紹介・あらすじ
「真田赤備えのルーツはここにあり!いま1番おすすめしたい時代小説です」(歴ドル・小日向えり)
最注目作家・吉川永青は、ここから読め!
戦国武将も、現代人も、「強くあるために」闘う男はカッコイイ。
戦場で最も目立つ朱色の具足。武田信玄配下の戦国最強部隊「赤備え」。赤備え山縣隊の一員であった甲斐地侍の勘五郎と幼馴染みの藤太は、長篠の戦いの大敗により、徳川へ主家替えを余儀なくされる。新しい主は赤鬼と呼ばれる井伊直政。戦国の終焉と最後の「赤の遺伝子」を受け継ぐ二人の武士の生き様とは。
感想・レビュー・書評
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物語は武田の赤備えとして長篠の戦いに敗れるところから始まる。勘五郎と藤太は戦国最強の山縣昌景の赤備えとして誇りを持っていたが織田徳川の鉄砲の前に敗れてしまう。徳川に降伏後は家康の意向もあり赤備えの再興を図るが赤備えを任されたのが井伊直政。旧主昌景とは違い直政は部下を苛烈に扱い藤太は直政に付いていけず武士を辞める。直政と家康から付けられた家臣との軋轢が深くなるばかり。勘五郎は赤備えとしての誇りを胸に直政に仕える。
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武田の赤備えから、井伊の赤備えへ。「矜恃」とは何かを考えさせられる小説だった。いつか報われると信じて、自らの思いを大切にしながら、生きていきたいと思う。
吉川永青さんのスタートとも言える作品。三国志物も読んでみたい。 -
徳川四天王の1人井伊直政の赤備えのルーツについて1人の侍大将を主人公に上手く描いている。決戦は関ヶ原。果たして勘五郎の運命は?!
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「真田赤備えのルーツはここにあり!いま1番おすすめしたい時代小説です」(歴ドル・小日向えり)
最注目作家・吉川永青は、ここから読め!
戦国武将も、現代人も、「強くあるために」闘う男はカッコイイ。
戦場で最も目立つ朱色の具足。武田信玄配下の戦国最強部隊「赤備え」。赤備え山縣隊の一員であった甲斐地侍の勘五郎と幼馴染みの藤太は、長篠の戦いの大敗により、徳川へ主家替えを余儀なくされる。新しい主は赤鬼と呼ばれる井伊直政。戦国の終焉と最後の「赤の遺伝子」を受け継ぐ二人の武士の生き様とは。