- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062937597
作品紹介・あらすじ
「私は夢の中で推理をしていようと思う」
「探偵は人脈と根性ですよ!」
ユーモアミステリー&驚愕の謎解き!
奇妙奇天烈、摩訶不思議な「アリとキリギリス」事件! ――真相の解明が待たれる。
“なまけものの探偵”と“働きものの探偵”、二人の探偵とハウスシェアを始めた新人エッセイストの浅間修は、苦しい経済状況を打破するために、同居人の探偵捜査についてルポルタージュを書くことに。そんなとき、雑誌に「アリとキリギリス事件」の記事を発見。奇妙な密室で男が餓死し、その床にはアリの巣のような穴があいていたという。対象の事件は決まった。しかしルポに採用されるのは、一人だけ。勝負を面倒がる探偵・天火隷介(てんかれいすけ)を、真面目な探偵・町井唯人(ゆいと)が説得し、二人は対決することに。果たして真相に到達するのは探偵(アリ)か探偵(キリギリス)か、それとも?
京都大学推理小説研究会出身の著者による探偵小説、はじまりはじまり!
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
この作者さんの別の本を読んで、殆ど読めないまま途中で断念したという過去があるんで、読もうかどうしようか迷ったんですけど、苦手克服のためにがんばりました。
まぁ一応最後まで読めたんで、ちょっとは前進したかな。
ただ…。
何ていうか、キャラが…。
すごく嫌だとか、鬱陶しくてしんどいとか、そういうことはまったくないんですけどね。
でも、全キャラが上滑りしているというか、空回りしているというか、現実味がない。
読んでいて、実際にこの登場人物たちが存在するかのように生き生きと情景が浮かんでくる…ていうのとは真逆の、この人たち全員役者で、このお話のお芝居をしている、て感じがする。
お芝居していることを分かっていて、それを見ているような、そんな感じ。
あと、展開もバタバタしてて、よく分かんない。
2人の探偵をアリとキリギリスに例えてるけど、それもこじ付けにしか感じない。 -
探偵2人と作家が一つ屋根の下で生活する事になったのだか、ある事をきっかけに、探偵2人が推理対決しそれを本にすることに。
果たして、その結末は!?
-
プロットは面白いんだけど。。。
-
超絶的なヒラメキをする探偵ではなく、地道な捜査をする探偵を描いているのである意味現実味があるんだけど、小説としてはちょっと物足りないかな。
-
ひどい作品である。
まず、登場人物。
一人は、ひらめきが弱く地道に捜査してはいるが、
読者に状況を説明するためにいるとしか思えない存在。
もう一人は都合良く寝てばかりで、
物語を展開させたくない時は出さないのかと思わせるような、作者にとって非常に都合がいい存在。
どちらも読んでいて興ざめな存在だ。
そして、トリック。
正直言って、小学生が考えたのかというような仕掛けだった。
売り物にするレベルではない。 -
奇妙奇天烈摩訶不思議な〈アリとキリギリス〉事件発生! 怠けものと働きものの二人の探偵とハウスシェアを始めたライター浅間は彼らを対決させルポを書くことに。密室で男が餓死し、床にアリの巣状の穴があいていた〈アリとキリギリス〉事件、果たして勝つのはどちらか!?