- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062938075
作品紹介・あらすじ
日本を代表するクラシックホテルの日光ミカドホテルは、経営難に陥り世界的リゾートグループのリゾルテ・ドゥ・ビーナス傘下に。創業家の長女、松平貴子はビーナスから執行役員になって目標値を達成すればミカドを返すと約束される。一方、謎多い中国の大富豪から救済案の提示が。陰謀の渦巻くなか貴子が闘う!
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
【感想】
うーん。
下記「あらすじ」の通り、奇しくもビーナス傘下に入ってしまったミカドが、ビーナスから抜け出すようにもがきつつ、ビーナスからも色んな学びを得ていくストーリーなのかなと思っていたが・・・
中盤からもはや中国のスパイ映画のような内容になっていった。
タイトルの様にシリーズ3の「レッドゾーン」に突入するプロローグっていうわけでもなかったし。
途中から貴子もスパイみたいに冷酷になっていってたし。
そして何より、「サムライキャピタル」の人間が出てこないと「ハゲタカ」は面白くならないね!
ハゲタカシリーズでは唯一の駄作に終わったのではないかと個人的には思う。
途中から思いきり迷走していたやん。
正直、本シリーズの恥部というか、蛇足以下の作品だった気がする。
さぁ、気を取り直して、「レッドゾーン」を読もう。
【あらすじ】
日本を代表するクラシックホテルの日光ミカドホテルは、経営難に陥り世界的リゾートグループのリゾルテ・ドゥ・ビーナス傘下に。
創業家の長女、松平貴子は、執行役員になって目標値を達成すればミカドを返すとビーナスから約束される。
一方、謎多い中国の大富豪から救済案の提示が。陰謀の渦巻くなか貴子が闘う!
【引用】
p249
「どうせビジネスをするなら、双方気持ちよくありたいものです。特に感情の行き違いだけは、避けるに越したことはありません。」
「ご存知ですか?世界の命運を左右する最大のエネルギーは、金でも経済的合理性でもない。人間の感情や欲望です。」 -
ハゲタカシリーズのスピンオフ。本編シリーズと当たり前だけどリンクしながら、謎であった部分が見えたりして軽快に読める。後は下巻に期待。
-
松平貴子はやはり魅力的。とりあえず下巻に期待の持てる上巻だった。
-
貴子が主役のハゲタカ外伝。本筋はスケールが大きくなりすぎの感がありますが、外伝だけあってとっつきやすいかんじになっていると思います。展開も早くて面白いので下巻が楽しみ。ただ、貴子が任された熱海のホテルの再建の件がどこかにいってしまっていて、どうにも必要性と辻褄あわせをどうするのか気になっています。下巻で帳尻があうのか・・・?
-
1/18読了
-
ハゲタカよりライト
-
ハゲタカシリーズのスピンオフ上巻。
シリーズファンにとっては重要なキャラクターの一人である、松平貴子を取り巻くストーリー。
鷲津が登場しないにも関わらずやっぱり面白い!
下巻に期待。 -
下巻にまとめ