- Amazon.co.jp ・マンガ (230ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063142846
作品紹介・あらすじ
動物とも植物とも異なる、生命の原生体たるモノ──
”蟲”。それらは時に人智を超えた現象を呼び、そして
ヒトは初めてその妖しき存在を知る。ヒトと蟲とを繋
ぐ存在、それが”蟲師”と呼ばれる者──。
感想・レビュー・書評
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装丁/住吉昭人(フェイク・グラフィックス)、泉栄一郎(フェイク・グラフィックス)
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蟲師 (2) アフタヌーンKC (284)
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やまねむる
筆の海
露を吸う群
雨がくる虹がたつ
綿胞子 -
ハッピーエンド!というすっきりした終わり方はほぼないのですが、やはり独特の雰囲気や余韻にはまります。 ギンコだけ洋服なのがまた不思議でいい感じ。綿胞子の話がつらかったなあ。
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蟲師を初めて読んだけど、無茶苦茶面白いね。唯単に不可思議なだけではなく、自然と生きる人の姿がそこにあり、そこにとても憧れる。
綿胞子が好きです。
怪奇現象、妖怪、蟲、鬼、奇譚、神話、妖、物語など…この手の話は面白い。興味が尽きないね。 -
■書名
書名:蟲師(2)
著者:漆原友紀
■概要
第2巻
やまねむる --
旅の途中、通りかかった「光脈筋の山の異変」に気付き調査を始
めたギンコは、人でありながら山のヌシを務める老人に出会う。
調査の中、山の異変と老人(ヌシ)との関係に気付いたギンコは
行動を起こすが……。
筆の海(ふでのうみ) --
「代々その身の内に禁種の蟲を封じてきた狩房家」。その4代目筆
記者として過酷な運命と向き合う娘、狩房淡幽(かりぶさ たん
ゆう)。禁種の蟲に蝕まれ動かぬ足を引きずりながら、別邸にこ
もり日々禁種の蟲を封じる呪を書き続ける淡幽と、蟲を寄せ付け
る体質から常に流れ歩き続けるギンコ。全く正反対の性質を持つ
2人の静かな心の交流……。
露を吸う群(つゆをすうむれ) --
周囲を海に囲まれた断崖の岩島。痩せた土地を細々と耕し、かつ
かつの暮らしをする島民の心の支えは、代々島の頭首一族に現れ
る「毎日生き死にを繰り返す生き神」の存在だった。島の少年に
生き神の謎の解明を依頼されたギンコは、生き神に巣食う蟲に着
目する……。
雨が来る虹がたつ(あめがくるにじがたつ) --
「奇妙な虹」に憑かれた父親を持つ男は、病に臥せった父のため
虹を採る旅に出た。雨宿りに立ち寄った木の下で男に出会ったギ
ンコは、奇妙な虹の正体を蟲だと教え、虹探しに同行する。長く
辛い旅を続けた末、虹を見つけた時、男の心の内に宿るものは……。
綿胞子(わたぼうし) --
婚礼の最中、輿入れで通った森の中で、「綿帽子にポツリと付い
た緑のシミ」。それが全ての始まりか……。1年後、男の妻が生
んだ赤子は人の姿を持たない緑の塊。驚く両親の目の前から、そ
れはヌルリと床下へ消えた……。さらに1年の後、一度は諦めた
己の赤子は床下より産まれる。人の姿をもって…。さらに半年、
また産まれる。さらに半年、また…。増え続ける子供たちと、そ
の子供の身体を突然蝕み始めた見覚えある緑のシミ。助けを求め
る両親にギンコが示す残酷な現実……。
(From wikipedia)
■感想
ミスター味っ子と同様に、急に再度読みたくなって、古本屋で探し
ているシリーズです。
全部面白いですが、本作では、「やまねむる」と「筆の海」が好き
ですね。
「やまねむる」と、些細な描写ですが、人間が愛する人のために起
こす
行動とその代償というのは、深い問題だと思います。
また筆の海は、本作の根本である「蟲と共存」というテーマがもろに
前面に出ているお話しです。
蟲を殺すことは簡単だけど、それと共存する事の難しさと大事さを
描きたいのだろうな~というのが前面に出ています。
テーマから全部の物語がブレないからこの漫画は面白いです。
(勿論、蟲を殺すこともありますが、最初から殺そうとする話はな
かったと思います。)
他の本も、読みたいです。 -
読んでいる間、独特なこの蟲師の世界にどっぷりと浸っていられるのは至福の極みです。
特に、筆の海と、綿胞子のお話が美しくもおそろしく、とても好きです。
原作はアニメとはまた違った味わいがあっていいですね。 -
紙魚萌え。