- Amazon.co.jp ・マンガ (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063545159
作品紹介・あらすじ
犯罪を犯し刑期を終えた元受刑者を地方都市へ移住させる政府の極秘更正事業の舞台となった魚深市。 市長・鳥原秀太郎は一般市民には何も知らせずに過去を隠し元受刑者11人を受け入れたが・・・・。 元受刑者たちをよそに暴走する一部住民たち! 市長が、元受刑者たちが望んだ未来は築いてゆけるのか?
犯罪を犯し刑期を終えた元受刑者を地方都市へ移住させる政府の極秘更正事業の舞台となった魚深市。 市長・鳥原秀太郎は一般市民には何も知らせずに過去を隠し元受刑者11人を受け入れたが・・・・。元受刑者たちをよそに暴走する一部住民たち! のろろの仮面を被った凶悪なる者の正体は!? 天才二人が描く問題作、ついに完結!
感想・レビュー・書評
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ふー…。つ…つかれた…。
マンガ読む時って、「テーマはこんな感じかな」「結末はこうかな」「この人はこうなるんだろうな」とか予測しながら読むけど、この作品は、特に後半は、その予想をことごとく裏切られた、と言うか、思いもよらない方向に進んでいった感じ。
元々、元受刑者をどう社会で受け入れていくか、みたいなことを考えさせられる社会派マンガと期待して読み始めたんだけど、話がぶっ飛び過ぎてて、その問いに対する答えがあったのか、そもそもそんな問い自体あったのか、もうよくわからない。
ストーリー自体も、色んな謎を最後に全て拾い切れたのかもわからなくなったし、教育長の話は元受刑者と何か関係あったっけ!?、とか、頭の中???だらけ。
でも、全然中身が無いという気はしなくて、なんだか深過ぎて私が付いていけてないのかも、と思わされる。
あとがきのエピソードにまで驚かされた。 -
山上たつひこは巻末の掌編が意外なくらいよかったので、こうい薄っぺらい発想のある人なのだなと、ギャグ漫画だけでない才能を感じた。
いがらしみきおに作画を依頼したのは、果たしてよかったのかは疑問。
事件が起こりすぎて回収出来ずに終わった感あり。読後に映画を見たが、こちらは整理しすぎていて既視感のあるドラマみたいであった。 -
最後の方は暴走して自滅するものあり、なんども与えられたチャンスをことごとく無にして消えたものあり、そして、のろろの正体は、三田村は何者で動機はなんだったのか、プロジェクト自体があったのかという可能性まで示唆しつつ、ひとまずの大団円。残されたものはそれぞれ溶け込んだのだろうと思わせつつ。
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想像していたより、ずっとスリリング。この題材で、希望を描いてしまえる、尊さにひれ伏さんばかり。傑作。
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不思議な読後感。
新しい住人として迎え入れられた犯罪者たちに、少しばかりの愛は与えられるのだろうか。
いがらしみきおの人を不安にさせる絵やセリフ回しは妙に癖になる。 -
人が目を背けたくなるようなテーマをうまくまとめてると思う
情をかけても変われる人と変われない人の両方が出てくるねって話 -
これが荒唐無稽と思えるほうがまともか、幸せか。