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- / ISBN・EAN: 9784063768800
感想・レビュー・書評
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素晴らしかった!文芸作品。
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いや,いい漫画でした。きょうだい3人それぞれ視点からのオムニバス。
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以前、ここで感想を書かせて貰った『カンガエロ』と同じ作者とは思えぬ内容(ただ、じっくり読むと、「あ、同じだな」と思う節は結構、あった)
下な一発ネタで勝負する漫画家と思っていたのだが、ストーリーテラーとしての高い才能も持ち合わせていた
リンクっぷりに痺れた表題作『18日の日曜日』は家族間の情を、ドッシリと腰を据えて描かれている
長女・長兄・そんで、二女の葛藤に塗れつつも、自分の問題を真正面から受け止めようと踏ん張っている姿が、独特の空気を醸しつつ、緻密に綴られていた
個人的には、初々しい恋が彩る、京が主役の話がツボだった
『ナナイロ眼鏡』は、正に、“恋愛”を全力で前面に押し出しているストーリーでしたね
「好き」って気持ちは、その人に「相手が世界一、カッコよく見える魔法をかける」なんて、似合わないロマンチックな乙女思考をやらかしてしまった
けど、実際問題、周りがどんなに嘲って、良くない言い方をしたとしても、本当に「好き」なら、世界一に決まっているんですよね。多分、逆に、そう思えないなら、本気の「好き」じゃないのかも・・・・・・
「好き」だからこそ、つい、自分の心がブサイクになっちゃうような事を言って、相手よりも自分を傷つけちゃう、それもまた、恋愛?
何はともあれ、真樹ちゃんの可愛い所も、ブサイクな所もしっかりと受け止めた榎木は結構、イイ男だ
『ともにまします』は何っつーのか、インパクトがあった
ラヴはラヴなんだが、オカルトが絡んでいるからか、そこはかとなくコメディになっている
しかも、172pで衝撃の事実が明るみになったもんだから、感動の涙も一気に蒸発した、笑いで
逆に、この二人のドタバタ解決劇を、連載で読みたいな、と思ってしまったほど
全体的に、ストーリー構成のレベルが高く、次回作が大いに楽しみ
でも、やっぱり、『カンガエロ』みたいな作品を期待しちゃうなぁ、どうしても -
時間の流れとともに、家族を許し、自分を許し、認め合う話。
父親の七回忌に集まるそれぞれの登場人物の視点で読む短編。
秘密も裏切りも、過去もしがらみも全部、許して前に進もうとしているところが良かったです。
責めても仕方ないことって沢山ある。
許すことで許されたり、明るくなることもある。
最近共感しすぎる話が多くて嫌だな…笑。
最高でした。
ほんのりBL要素と、NL要素もあり。
レディース漫画要素もあるので、一冊でめちゃくちゃ満足します笑
他読み切りの漫画も最高!!
*なないろめがね
女子はみんなそう思ってるww
でも実際はそうじゃないのも
みんなわかってる
だから許してください
あの負け惜しみは!
*ともにまします
冷え彼氏だなー
とおもいきや、、、
死んじゃった彼女と、生きてる彼氏の話
悲しいけどギャグすぎてw
カイ神父と薄荷ちゃんのキャラがよかったので
シリーズ可希望です。 -
同時発売おめでとうございます。少女漫画だねー。三きょうだいのそれぞれから見た父の法事。笑うことってのも共通のテーマだったかも。
こう、昔からのファンなので、もっと暗い暗い感じをどこか根底で求めてしまうのがね…あとがきとかはっちゃけた感じをね…(笑)。 -
面白かったです。同じ時間を3姉弟それぞれがどう過ごしてたかのオムニバス。父の死をキッカケに、うまく生きられなくなった家族。3人それぞれに、相手が知らない事、隠していたつもりで知られていた事、同じ出来事でもそれぞれの視点から描かれると全くちがっていて面白かったです。
京が姉の相手まで知っていたとは判らなかったけど。それぞれ救われる相手がいて良かったですよね。姉だけ殆ど1人で立ち上がったようなものだけど。ハシモトのキャラはズルいなー。
読切の山下も良い男でした。俺の方がかっこいいじゃん!って言った後にこころがぶさいくだったって反省する素直さとか。
最後の読切、教会の女の子が何故かかわいくないな…と思ってたら最後の最後に(笑)だからなんかかわいくなかったのか。絶妙ですね!あとほろっときました。どの話も。