- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065121429
作品紹介・あらすじ
『家族という病』が60万部超のベストセラー、最新刊『極上の孤独』は27万部を突破!
ベストセラー作家にして「結婚する気がなかった」下重暁子氏が、つれあいとの45年の結婚生活を経て、今たどりついた真実の「愛」「パートナーとの関係性」とはいったい──?
2040年には日本人の4割が一人暮らしの時代がやってきます。結婚してもしなくても、最後は一人。独身主義者、子供のいない夫婦、子供を作らない夫婦、熟年になってからの「おとな婚」……結婚のかたちがゆらぎ、誰もが迷いの中にある現在、辛口作家が実体験を元に本音で語る、「結婚が時代遅れになる現代のあたらしい生き方」です。
感想・レビュー・書評
-
確かにこれは好みが分かれる。私はそこまで嫌いではなかったけど、全面的には賛同できず。
愛も情もなくなったら別れた方がいい、というのだけは共感できた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最初は、ふむふむ……と読んでたけど途中から、そもそも育ちが違うんだと思い知らされる場面が多くなってきて、疲れました。
-
夫婦のひとつのかたちとして、とても参考になった。
「夫婦とはこうあるべき」
「妻とはこうあるべき」
というのは、幻想でしかなく、
夫婦それぞれが作っていくものなのだな、と改めて感じた。
いろんな夫婦のかたちがあっていいよね。 -
「自分はどうしたいか」を、ちゃんと分かってる人の人生はこうなるんだなぁと思った。
あと、バツイチのパートナーと一緒に暮らすことになって
「どうして別れたの?」って、それだけは聞いたらしい。
それで相手のせいにしなかったので、信じる気になったと。
覚えとこ。
あとコレ気になった。
◯内海佳子
◯吉武輝子
◯田村紗耶香『消滅社会』
◯島尾敏雄『死の棘』 -
自分の祖母と同年代の方が「個」を尊重した夫婦の在り方について語っていることに驚きを覚えた。もちろん夫婦の在り方については様々な考えがあると思うが、下重さんのように「自分が考える夫婦の在り方」を語ることができるような女性になりたいと思った。
-
長年つれあってあるというその関係性が羨ましい。
-
もしあの時、違う選択をしていたら...と考えることはないだろうか。自分の人生は大きく違っていたのではないか。別れ道でどちらをとるか、その選択は自分にかかっている。
迷いはあっても最終的に自分で決断したなら、悔いはない。しかし他人の意見に従ってしまったら...。後悔は永久に残る -
下重さんの連載エッセイを書籍化した本。
エッセイだと思ってから読むべき。
ご年配の女性は保守的なイメージがあったが下重さんのような方もいるんだなぁと。
自分である程度自立していつでも1人で生きていけるけどそれでも2人でいるという状況が理想。
下重さんはかなり極端で変わっている部分もあるけど、考え方はそれなりに共感出来た。 -
既婚女性であるからこその「余裕」「上から目線」をひしひしと感じました。様々な家族形態ができつつあるなかで、夫婦という一形態を語るというわけではなく、既婚というステイタスを自慢しているようにしかわたしには感じませんでした。
-
1人なら否が応でも自立するが、夫婦こそ自立がと求められるという考え方が面白かった。
筆者の下重さんが、ニコイチではなく、2人がそれぞれに生きていくという考え方だからこそ出てくるのだと思った。
相手に期待するなとか、冷たい文書だなぁとはじめは思ったが読み終わってふと考えると納得。
夫婦になると、突然相手の独占できると錯覚しがちだけど、それこそ怠慢やエゴで、夫婦になったアドバンテージではない、ということを教訓してくれているのだと思う。
結婚とは、子供のためでも、世間体のためでもなく、2人のレベルアップのためにあるのではないかと思った。