- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065121726
感想・レビュー・書評
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元年9月20日読了。
ヒョンな成り行きから長屋の大家さんに出会い、大家さんの用心棒兼雑用係となった主人公。次々と起こる事件を 長屋の住人と共に調べ回り解決していく。その過程で彼らとの絆を深め、江戸の町に愛着を持っていく。
住人それぞれの背負って来た過去が、少しずつ明かされていくが、程よい距離感を持って生きていく人々が良かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
個性的なキャラが多くて楽しい。事件も皆で解決していて、それぞれが変に突出してなくてバランスが良い。
多香が格好良い姐さんといった風で、大人の魅力に溢れた一冊。 -
2019/2/7(木曜日)
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ひょんなことから大家の用心棒として住む事になった長屋には、それぞれ個性的な住人がいた。元矢師の真一郎は彼等と共に、周りで起きる事件を解決していく。
個性的な長屋の住人達が面白い。現実的ではないけど、まあ、さらっとしてるから読みやすい。
シリーズ化しそうだ。 -
122
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この時代はある意味いいねえ。多少身元は怪しかろうが何だかよく分からない仕事だろうが、何となく人情だけで渡って行ける気がする。
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201810/
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知野みさきさん「江戸は浅草」(2018.9)、新シリーズの開幕とか、期待が高まります。六軒長屋、猫殺し、夏の捕物、錠前破りの4話。六軒長屋、大家の九兵衛(両替商の隠居)、その用心棒兼雑用係・元矢師の真一郎28歳、謎の美女・面打師の多香28歳、笛師・女のヒモの大介22歳、盲目の胡弓弾き・鈴20歳、錠前師守蔵47歳の織り成す物語。真一郎と多香が主役か! テンポがゆるいのが気になります。長屋の住人の生き様、人情を描いた本所おけら長屋の軽快さに、ついつい比べてる自分がいます。次作に大いに期待します!
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癖のある住人たちが集まる浅草の貧乏長屋。注目女流時代作家の新シリーズ。〈書下ろし〉