分断 百万石の留守居役(十二) (講談社文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065139998

作品紹介・あらすじ

幕府から江戸召喚の命が下った百万石加賀藩の筆頭家老・本多政長は、数馬を連れて急ぎ金沢を出立した。だが江戸城では老中たちの権力争いに、加賀藩が巻き込まれつつあった。藩主の留守中に無頼たちに襲撃された加賀藩江戸藩邸、その始末を問題にしようというのだった。越前でひと暴れした数馬に、またもや難題がふりかかる。それは留守居役として成長する新たな舞台でもあった。好調シリーズ、ついに百万部突破!

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ第十二弾。

    加賀藩の筆頭家老・本多政長に幕府から江戸召喚の命が下ります。その江戸行きに数馬も供する事に。
    江戸では加賀藩を陥れる為の策が進んでいて、江戸家老の横山が暴走(迷走?)中です。
    度重なるピンチに加賀藩はどう乗り越えるのか、数馬の活躍を期待します。

  • 第十二弾
    加賀藩取り潰しの策謀?、次期将軍候補にも上げられた加賀藩主、これを助ける因縁の加賀本田家、愚かな重役の策略に対処しながら幕閣との暗闘
    本田の姫を娶った故の今後の活躍は
    影の武田との今後は?

  • 折角琴との新婚旅行が岳父との急ぎ旅に変わっちゃった。

  • 上田秀人先生のロジカル
    アクションサスペンス時代劇

    本多の娘婿としての成長は
    加賀百万石の未来の執政となるため
    姑息で目先の事しか見えない愚かな
    敵とはいえ、百万石の図体を
    やみくもに襲ってくる波状攻撃に対し
    みらいが見えるのは本多筆頭家老しかいない

    瀬能よ・・・早く成長しなきゃ

  • 岳父本多政長が幕府に召喚され、急遽江戸に向かうことになった数馬だが。〈文庫書下ろし〉

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著者プロフィール

上田秀人
一九五九年大阪府生まれ。大阪歯科大学卒。九七年小説CLUB新人賞佳作。二〇〇一年作家デビュー。歴史・時代小説を中心に活躍。主な文庫シリーズに「闕所物奉行 裏帳合」(中公文庫)、「禁裏付雅帳」(徳間文庫)、「聡四郎巡検譚」「惣目付臨検仕る」(光文社文庫)、「奥右筆秘帳」(講談社文庫)、「町奉行内与力奮闘記」(幻冬舎時代小説文庫)、「表御番医師診療禄」「高家表裏譚」(角川文庫)、「日雇い浪人生活録」(ハルキ文庫)、「辻番奮闘記」(集英社文庫)、「勘定侍 柳生真剣勝負」(小学館文庫)など。一〇年『孤闘 立花宗茂』(中央公論新社)で第十六回中山義秀文学賞を受賞。二二年「百万石の留守居役」
シリーズ(講談社文庫)で第七回吉川英治文庫賞を受賞。『翻弄 盛親と秀忠』(中公文庫)など著書多数。

「2023年 『夢幻(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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