若草物語 1&2

  • 講談社
4.31
  • (15)
  • (16)
  • (4)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 369
感想 : 19
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (554ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065178058

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 映画『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』がとても面白かったので原作を読んでみたくなった。

    映画ではエイミーを嫌なやつ〜と思ったけど原作では印象が違った。
    エイミーはエイミーで自分の思うなりたい女性になるために努力や我慢をしていて、みんなに愛される存在にちゃんと成長していた。

    わたしはジョーの素直な心に憧れるけど、
    それとは真逆のエイミーのように相手にどう思われるか考えながら自分をコントロールして行動できる人にこそならなければと思った。

    とにかく素敵なお母さんとお父さん!
    愛と教訓にに満ちた物語だった。また読み返したい。

  • 映画『ストーリー・オブ・マイライフ』を観て、原作が気になったため読みました!
    装画を担当している北澤平祐さんのイラストも作品の世界とマッチしていて、美しい本となっています。
    内容は四姉妹それぞれの人生と家族の絆、そして愛の物語です。私も妹がいるので共感できる部分が多く、特にジョーとエイミーの関係性、仲はいいのだけれどもちょっとした出来事で垣間見える劣等感や嫉妬、譲歩、といった感情の機微が印象的でした。
    映画と比較してみると、忠実に再現されているところ、異なるところが見つかって、より作品を楽しめました!

  • 一巻は子どものころに読んだ記憶があるけど、続きがあると知らなくて読んでみた。

    改めて読み返すと、四姉妹の様子が瑞々しく描かれていてとても美しい本だった。
    みんなが個性的で愛情深く、お互いを想い合っていて尊い。

    すこしずつ大人になっていって、いろんな葛藤があって、いつまでも同じでいられないさみしさ、かなしさもあれば、あたらしい出会いもある。素敵な小説でした。3巻と4巻も読みたいなあ。

    装丁も美しいし、本当に綺麗な本です。

  • 今まで読んだ中で一番大好きな小説!
    色々な事件が起こりながら進んでいく日常生活はワクワクするし、心温まるエピソードも沢山あります。完璧では無いけれど美しい登場人物達も大好きです!
    読み易いので色んな人に読んで欲しいです…♡

  • この本を読んでよかったと心から思います。

    とりあえずいまはそれだけ。

    私も誰かを愛したい。そして誰かに愛されたい。

  • 若草物語は、4人姉妹の物語です。4人は、幸せに暮らしていましたが、貧乏でした。お母様は、とっても素敵な方でした。4姉妹の、名前は、上から順に、メグ、ジョー、ベス、エイミーと いいました。お父様は、従軍する牧師でした。物語の始まりは、クリスマスの頃でした。お母様の、クリスマスプレゼントは聖書でした。姉妹は、1日に1ページ読むことにしました。お隣は、おじいさんとローリーという男の子でした。メグ達は、ローリーとなかよくなりました。ローリーは、ジョーに恋しておりました。それから数年後、ローリーはジョーではなくエイミーの方が好きになり、ローリーとエイミーは、結婚しました。私は、ベスが、なくなってしまったことが悲しかったです。でも、きっとベスは良い人なので、天国で幸せに暮らしているのではないかと思いました。

  • 岩見沢市立図書館 舩田春香

  • いまの3、40代なら「ガラスの仮面」のイメージが強い人もいると思う。
    マヤが、三女のベス役をやった話だ。
    私としてはやっぱり一巻が一番魅力的だと思う。
    女の子たちが本音で話していて、子ども独特の感性、たとえば天路歴程ごっこや、新聞づくり、失敗に終わったブラマンジュ作りなど、実に真に迫っているからだ。
    映画に遭遇したら、見よう。
    この監督が、現代において、この物語をどう切り取ってみせたのか楽しみだ。

    ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 

    究極の名画『若草物語』の新作がネットをざわつかせている(谷口 由美子)
    現代ビジネス 2020.06.12
    https://gendai.ismedia.jp/articles/-/70724

    2020/06/16 更新

  • 動く絵画のような、枯れない花のような物語だった。
    愛は惜しみなく与えるもの、いつも心に光を灯すこと、経験を恐れないこと、笑顔を忘れないこと。どんな選択にも優劣はなく、どんな人生もそれぞれに素晴らしく、認め合うこと。
    読み終える頃には姉妹がまるで友達のように心にいた。

    個人的にはやっぱりジョー贔屓で読んでいたけど(望んで選んだ人生なのに自分だけが取り残されていくような寂しさ、まじでそれなジョー!)姉妹はみんな魅力的だった。ベスのようなキャラクターに弱い。
    そして姉妹の人生もそれぞれに、切なさ苦しさを丸ごと愛に変えてしまうローリーのポジティヴさよ…
    ローリーの愛の帰結がだいぶアクロバットだったのには驚いた。そしてジョーの魂の旅がそんな方向に行くとも思わなかった。

    児童文学なのに全然安直じゃない、けど文章は読みやすい、朝の眠い頭でも夜の疲れた頭でも大丈夫。大人になってから児童文学に触れるというのもいいものだなと深く感じ入った。

全19件中 11 - 19件を表示

著者プロフィール

ルイザ・メイ・オルコット(Louisa May Alcott 1832‐88)
19世紀を代表するアメリカ女性作家。ペンシルヴァニア州ジャーマンタウンに生まれる。教育者・哲学者の父親エイモス・ブロンソン・オルコットと、奴隷制反対運動に関わっていたメイ家の出身であるアビゲイル・メイの次女として生まれる。マサチューセッツ州コンコードで少女時代を過ごし、ラルフ・ウォルドー・エマソンやヘンリー・デイヴィッド・ソローと交流があった。南北戦争時には北軍の看護師として従軍。南北戦争後に『若草物語』(1868)を出版し人気を博す。『若草物語』執筆前(1866)に、A. M. バーナード名義で大衆向けのスリラー小説を出版していたことが、20世紀にはいって明らかになった。

「2021年 『仮面の陰に あるいは女の力』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ルイザ・メイ・オルコットの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
エラ・フランシス...
スペンサー ジョ...
寺地 はるな
村田 沙耶香
パオロ・ジョルダ...
凪良 ゆう
ミヒャエル・エン...
劉 慈欣
村上 春樹
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×