ブロークン・ブリテンに聞け Listen to Broken Britain
- 講談社 (2020年10月28日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065209004
感想・レビュー・書評
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自分の政治的関心の薄さに気づく
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おもしろかった、左右がぐちゃぐちゃなのね
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英国のブライトン在住のブレイディ・みかこの時事エッセイ
前に読んだ『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』
は、中学に入る頃の息子とその周りの話から英国の今の状況を描いた話だった。
今回のテーマは"ブロークンブリテン"10代のシングルマザー、幼児虐待、ドラッグやアルコールの問題など社会的荒廃を意味する言葉として使われているらしい。
その英国の現在を日本の雑誌に連載していたものをまとめたもの。
この話の中で面白かったのは絵文字の話…
英語の中でもemojiと呼ばれている。
イギリスでは11歳でシェイクスピアを勉強する。人生の陰影などのわからない年齢の子たちに、絵文字を使ってイメージさせるとか。その他絵文字の使い方、また絵文字反対派の話などいろいろ日本と違って面白い。 -
この本は、最近の本。これも以前から読んでいて再開した。2018年~2020年までのイギリスの時事問題について月刊誌のコラムのような形で書かれている。最後がちょうどコロナ禍が始まった頃。最近のイギリスの政治・経済をイギリスの本当の生活者はどう感じているのかがわかりとてもおもしろい。今の私はイギリスに縁が出来興味があるので、イギリスについてどんどん知りたいので、この人の著作は格好のものだ。こういうタッチで書ける作家はイギリスに限らずいそうであまりいないような気がする。とても貴重な存在だと思う。
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2018年から2020年の間の月1回のエッセイをまとめ書籍化されたもの。
EU離脱からコロナ禍の英国を労働や対立という観点からユーモアたっぷりに描かれている。
なかでも印象に残っているのは、フェミニズムと貧困の関係について述べられている点である。表面的な事象を取り上げるのでなく、貧困という構造から生起した女性の権利の問題として、フェミニズムを捉えるのは重要な視点だと思った。 -
当時のイギリス現地事情について。雑誌の寄稿集まとめ。ブレイディみかこさんの見つめ方、文章自体が味わい深い
【感想】
雑誌の寄稿まとめとと気づかずに、audiobook.jpのセールで買ってしまった。この手の雑誌寄稿まとめ本は、話の焦点が「雑誌刊行当時」にあたりすぎていてイマイチなことが多い。本書もコロナ禍になったばかりころの人々のパニックの様子の話などは、今更読んでもな、という気がした。ただ、作者の文章は上手で、トピックも毎回違う話で構成しているので、大まかには、当時のホットtピックを扱うエッセイ集として読んだ。「英国の貧困女子層に、生理用品を浸透させる運動の話」、「フェミニスト(自称)が、セックスワーカー支援団体を批判している現実」「王室のどたばたを巡る国民感情」などの話は面白かった。 -
2020I075 302.33/B
配架場所:C2 -
東2法経図・6F開架:302.33A/B71b//K
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有り 302.3/フ/20 棚:6