そして扉が閉ざされた 新装版 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 753
感想 : 59
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065224465

感想・レビュー・書評

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  • ミステリーとして非常に魅力的。魅力的なのに、登場人物は魅力的ではない。でもやっぱりストーリーとしてな好き。

  • 学生時代ぶりに読んだ。
    内容は完全に忘れていたはずなのに、
    真相の部分だけは読んでる途中で思い出してしまった。

    そのせいで楽しみ半減。

    登場人物の会話が、現代ではしないような感じで、逆に新鮮だった

  • 密室、出られない、互いを疑い合う…
    その設定だけで、絶対読んじゃうやつです!
    登場人物が少ないので、感情移入して読める…かと思いきや、登場人物に好きになれる人がいない、、
    若い時期ならではの、無敵感というかなんというか、、こんなものかねぇと思いながら読み進めました。
    結末は、、ある程度は納得いくかな。面白くは読めました。

  • 亡くなった友人の母親により核シェルターに閉じ込められた男女4人。友人の死は本当に事故だったのか、それとも……。
    ひたすらに四人の証言のみで真実を探らなければいけない。記憶を辿って、照らし合わせていくそれだけなのに、面白い。ただ、亡くなった友人含め登場人物全員、好きじゃないな!笑
    特に咲子と雄一。なんだかな〜。

  • ワンシチュエーション、クローズドサークルミステリー。真相に少し肩透かしをくらった感はある?

  • 不審死の謎について密室に閉じ込められた関係者が真相に迫る著者随一の本格推理小説。

  • 360ページほどありますが、あっという間に読み終わりました。すごく読みやすかったです。

    部屋に閉じ込められた男女4人が3ヶ月前の事故の真相を究明するというお話でした。

    真相はなかなか意外なもので驚きましたが、最後はあっさり終わってしまいました。

  • 映画でよくある密室閉じ込められ系。閉じ込められた4人の証言だけで推理が進められてるけど、なかなか緊迫感があってよい。密室の中でそうそう選択肢が無いと思いきや、回り回って、最後は予想外な結末になる展開が面白い。

  • 気が付けば密室に男女4名が閉じ込められており、誰も状況を把握していない状態でスタート。場面は密室のみで、それ以外は回想シーン。それを手がかりに推理を進めていく。

    あぁ、これはよくある〇〇ゲームみたいなB級ホラーなパターンのやつか…、と思ってたら、妙に古めかしい描写が。ん?と思って発売日を調べたら1987年発売だった。
    いや、ちょっと待て。
    その時代にこのシチュエーション作っちゃいましたか。よくあるパターンどころじゃなく、先駆者なのでは?
    ちなみに映画CUBEですら1997年とのこと。これ、さりげなく凄いことなのでは?

    ちょいネタバレだけど、どうやって4人も運んだんだ?とか、いやトリックそれで大丈夫なんかいっ!とか、初見でそこまで惚れるんかいっ!とか、ママ最後何もないんかいっ!など、他にも突っ込みどころは多々あったが、テンポもよくグイグイ読むことができた。

    読む側も色々と知見を得ていたり、今となってはトリックも使いまわされた感もあるので、現代の作品として評価するのはちょっと不利な気がするな。
    その当時に出会いたかった。

  • 最後怒涛の展開で真相が明らかになるところはとても面白く、ページを繰る手が止まりませんでした。
    真実への手掛かりがちゃんと本文中に記載されていたため、あの描写はそういうことだったのか!と納得できます。
    ただ、被害者の母の描写が少ないせいか、結局なぜ母は事故ではなく他殺だと思ったのかが最後までわかりませんでした。
    それと、語り手が第三者視点であるにも関わらずト書きに「こちら側」と書いてあるのが気になりました。どちら側…?
    もっと言うと「肩をすくめる」という描写が多すぎるのも気になる。きっとアメリカ人でもそんなにすくめない。

    全体として見ると個人的にはあまり好きではないかも…。リアリティがあると言えばそれまでなのですが、登場人物が好きになれませんでした。
    現恋人の前でいちゃつく男女、自分本位な女、ひたすら可哀想な男。そして高飛車な被害者。
    いや、可哀想な男以外みんな自分勝手に見えます。
    読んでいてイラッとする部分が多々ありました。
    オチがとても良かっただけに、人間性のモヤっと感が残念です。

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著者プロフィール

岡嶋 二人(おかじま・ふたり)
徳山諄一(とくやま・じゅんいち 1943年生まれ)と井上泉(いのうえ・いずみ 1950年生まれ。現在は井上夢人)の共作ペンネーム。
1982年『焦茶色のパステル』で江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。86年『チョコレートゲーム』で日本推理作家協会賞を受賞。89年『99%の誘拐』で吉川英治文学新人賞を受賞。同年『クラインの壺』が刊行された際、共作を解消する。井上夢人氏の著作に『魔法使いの弟子たち(上・下)』『ラバー・ソウル』などがある。

「2021年 『そして扉が閉ざされた  新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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