そして扉が閉ざされた 新装版 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 752
感想 : 59
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065224465

感想・レビュー・書評

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  • クローズドサークル物かと思ったら違ったので期待からは外れてしまった。

    既に起こった殺人に対しての推理物で、20年以上前の作品とは感じさせない雰囲気で中々異色だった。

    容疑者が4人しかいない中でどう展開するんだろうと読み進めていったけどオチが読めなくてそこそこおもしろかった。

  • 記録

  • シェルター内の会話だけで展開するのは面白いし真相もまずまず。ただ主人公が気持ち悪い。女も気持ち悪い。全員不快。なんでこんな恋愛脳に付き合わなきゃいけないのかとイライラする。本筋の事件は割と好き。

  • さすが不朽の名作。
    密室に閉じ込められた男女四人が、各々の記憶を頼りに
    真実を突き止める話。
    脱出ゲーム要素もあってすごく面白い。
    この中のだれが嘘をついているのか、疑心暗鬼になるけれど、
    最後の展開はしびれるほど見事…!!!
    めちゃくちゃ面白かった本格推理小説でした。

  • 序盤の咲子のワガママっぷりは正直やられても仕方ないかと思う程。
    4人が疑心暗鬼になり混乱しまくるのは分かるけれど、ちょっと堂々巡りが酷かったかなあ(苦笑)
    読んでも話が進まなくてちょっと苛々してしまった。
    トリックは正直物足りない感じがあったけれど、1987年の作品なのでその頃(私、産まれていませんが(苦笑))に読めば楽しめたのかなぁ。
    でも2人組の作家さんと知り、興味がわいたのは事実。

  • 4人の男女が目覚めたのは、外界と隔離された部屋。閉じ込められた4人には、共有する過去があった。1人の女性の事故死。しかし、そこには小さな違和感が点在する。あれは本当にただの事故死だったのか。閉ざされた空間からの脱出の条件は、彼女の死の真相を解き明かすことかもしれない。一縷の望みをかけて、4人は過去の出来事と対峙することになる。
    ソリッドシチュエーションミステリといったところでしょうか。舞台や登場人物が限られているので読みやすく、とても面白かったです。

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著者プロフィール

岡嶋 二人(おかじま・ふたり)
徳山諄一(とくやま・じゅんいち 1943年生まれ)と井上泉(いのうえ・いずみ 1950年生まれ。現在は井上夢人)の共作ペンネーム。
1982年『焦茶色のパステル』で江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。86年『チョコレートゲーム』で日本推理作家協会賞を受賞。89年『99%の誘拐』で吉川英治文学新人賞を受賞。同年『クラインの壺』が刊行された際、共作を解消する。井上夢人氏の著作に『魔法使いの弟子たち(上・下)』『ラバー・ソウル』などがある。

「2021年 『そして扉が閉ざされた  新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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