京都船岡山アストロロジー (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 540
感想 : 41
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065233559

作品紹介・あらすじ

憧れの耕書出版に就職した高屋誠は、中高校生向け占い雑誌に配属される。
編集部は大阪支社で、住まいも未定。
占い嫌いの高屋は、船岡山珈琲店にいる正体不明の占い師への取材中にぶち切れ、星読みと大喧嘩。
和解の流れでなぜか店の二階に住むことになり、
不本意ながら星の世界に触れ、その奥深さを知っていく。

感想・レビュー・書評

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  • 「月が充実することで太陽が輝ける」という言葉が印象的でした。月が心や内面、太陽が外側や社会に出ている自分という意味だそうです。もし人生に迷ったりした時にどうするかよく考えて自分で決めることが大事だと改めて思いました。
    星読み(西洋占星術)は奥が深い!
    自分の出生図がどんなのか少し気になりました。

  • 占星術✖️お仕事✖️成長な感じのお話です。

    満月珈琲店シリーズと違いファンタジーではないので、占星術を「取扱説明書」として自身の成長につなげていく考え方はとてもしっくりきました。

    登場人物も皆良い人ばかりで、ほっこりした気分で最後まで読めました。

    書店と珈琲店の組み合わせは本&カフェ好きにはテッパンですね。

  • 京都を舞台とした、ほんわかした気持ちで読めるお仕事✕占星術のお話。珈琲店で出されるメニューもとてもクラシカルな雰囲気に合っていて良きでした。恋の要素よりもお仕事や星読みに重きを置いている感じです。

  • 望月先生らしく京都を舞台とした作品。
    京都の有名どころやおすすめスポットの説明が多く休みが取れたら聖地巡りもいいなーと思わせてくれる内容。
    他の作品でも登場した場所も出ていて、ここの建物あの作品でも出てたなーとワクワクさせてくれます。

    占星術、出版社を上手に絡めて、主人公の心の蟠りや成長を見せてくれました。
    石頭の主人公がかなり緩くなったな〜。
    自分という立ち位置の確認とこれからの生き方のヒントのために自分の星を確認してみたいと思いました。

  • 2021年10月講談社文庫刊。書き下ろし。ナポリタンと第一ハウス、太陽と月曜日のモーニング、水曜日のアフタヌーン・ティー、大人のお子様ランチと京の灯台、エピローグ、の5つの章からなるお話。京都の船岡山にある珈琲店と併設の書店に新米編集者の高谷真が絡み、謎の占い師を巡る占星術人情推理なストーリーが展開される。あれやこれやの話は、総花的過ぎてあまり楽しめませんでした。

  • 物語の点と点が最後に全部つながる感じが、イヤイヤそんなに世の中うまく回らないってと思いながら、本の中ならいいかって思える本でした。あと占星術に興味が出ました!

  • 占星術のお話。
    満月よりファンタジーなく、占いに猜疑心の強い主人公。最後は一気に駆け抜けた感がありますが、話のながれはゆっくり穏やかです。

  • 望月さんの京都のお話はいいなぁ。読んでて京都で巡りたくなる。
    占星術はすべての基本?!占いにはまった母を許せない息子。高屋くんが京都に来たことにも意味がある。
    いま自分も運があまりいいとは言えない状態。占星術で自分の出生図とか見てみたいな。

  • お気に入りの作家さんの新しい1冊

    京都が舞台の小説
    占星術が使われている占いが絡むお話

    読み始めはイマイチかなって思いながら読んでたんですが、話が進むにつれてどうなっていくんやって思わされました。
    美弥の正体が高屋が思っている人と同じ人だなと読んでいて自分も思っていましたが、まさかあの人とは。

    今後どういう話になっていくのが読めないお話でした。

  • アストロロジー=占星術。京都・大阪を舞台にした小説。占いにかかわる深刻なトラウマのある主人公は、仕事で大阪への異動となり、快く思っておらず行き詰まっている。
    そんな中、船岡山にある本屋と喫茶店が一棟に入っている施設へ占いを取材に行くことになり…。
    あとがきで著者もふれていますが、文藝春秋から出ている満月珈琲店シリーズと、双葉社の京都寺町三条のホームズシリーズが融合したような作品でした。

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著者プロフィール

北海道出身、現在は京都在住。2013年にエブリスタ主催第二回電子書籍大賞を受賞し、デビュー。2016年「京都寺町三条のホームズ」で第4回京都本大賞を受賞。「京都寺町三条のホームズ」「京洛の森のアリス」「わが家は祇園の拝み屋さん」「満月珈琲店の星詠み」「京都船岡山アストロロジー」シリーズなど著書多数。

「2023年 『京都 梅咲菖蒲の嫁ぎ先』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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