- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065257074
作品紹介・あらすじ
武道は奥深く、恋はまだほのか。弓と自分、あるのはそれだけ。
ドラマ化『書店ガール』著者の新シリーズ。
(あらすじ)高校入学目前、矢口楓がふと足を踏み入れた神社の片隅にみつけた弓道場。おとなたちに交じって弦音(つるね)を響かせる少年の凛々しい姿に魅せられ、そこの弓道会に入門することに。人見知りの女子高生が日本古来の弓道の奥深い魅力に目覚め、新しい世界の扉を開いていく青春エンタテインメント小説!【書き下ろし・講談社文庫50周年記念作品】
カバーイラストはアニメイターの新井陽次郎。
感想・レビュー・書評
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引越してきたばかりで4月から高校に進学する
16歳の矢口楓
家族構成は
学生時代に剣道を齧ってたという
サラリーマンの父と薬剤師の母で共働き家庭
弟は中学でサッカーに夢中の大翔
父方の祖母は茶道の先生
(後に高い道具代を払ってくれる矢口家の大蔵省デス)
春休み
引越し先を散策中に神社の境内に入りこむ楓ちゃん。
そこで併設の弓道場を見かける
凛とした空気感に魅せられていたところ
それをチェックしていた教室のイケメンに声をかけられ
体験教室を6日間、受けることに。
進学先の高校には弓道はなく
中学の時のテニス部での
最後の試合のミスの悔しさから
高校でもテニス部に入る事で
自分へのリベンジを決めていた楓。
リノベというのかな…こういうの。
確か今年の本屋大賞である“成瀬は天下をとりに行く”の挿絵と同じですよね。
ごく普通っぽい当たり前の青春時代が描かれていて
こんな風に、
あるよね高校生って!という
アルアルねた的な高校での出来事なども記されてありますので
大人も楽しめるかと思われます。
下腹部中央にある丹田のことも描かれてました。
あと楓が注意される場面
雑な動きは態度で分かると言われるんですね。
“ちゃんとしない人”という表現方法もありますが
この弓道での一連は若い楓ちゃんへの教育にも似通っていて
人格を否定するものではなく
全部やり終える前に意識が次に向いてるから
やることが雑になると。
せっかく弓道やるなら丁寧にと指導され反省する楓ちゃん。
これからは気をつけようとなり
新品だから当たり前のカケも心なしか艶が増したように見えると。
Netflixで見た舞妓さんちの賄いさんでの台所の掃除の場面でも感じた場面でした。
その心なしかました艶が目に浮かびます。
だからと言ってワタシの雑さは治らないと思うけど。
丹田、意識の置き方を繰り返しフローへ持っていくことなどは想像できる描写かなと思われます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
~道、という武道の中で弓道は一番興味がある武道
礼儀作法とか弓道の心構えなどが中高生向けなのでとてもわかりやすく書いてあります
弓道も、流鏑馬も本物見てみたいなぁ
絶対格好いいんだろうなぁ -
爽やかな青春小説でありながら、スポーツとしてだけではなく、日本の武道としての弓道の魅力が存分に伝わってくる。
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さわやかな青春ストーリーでした。とても面白かったです。
弓道の魅力が伝わってきますね。
弓道は全く馴染みがないスポーツで、知識も全くなかったので、用具の説明や基本動作などなど最初読み始めて理解するのが大変だったのでYouTube見たり用語の説明を調べたりしながら読みました。
弓道を通じていろいろな年代の方々と接して、弓道や人生の諸々の教え受けて成長していってください^_^
次作を読みます。
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射ること自体にはあまり触れていないが、それまでの所作や心意気、基本情報などがわかりやすくあり、読んでて心地も良かった。
ふと無意識に弓道ものの小説をいくつか選んで読んでいたことに気がついた。
続編、早く読みたい。
55冊目読了。
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青春プレイバック。
高校の時私も弓道部でしたので、とても面白かったと同時に弓道やってない人にも楽しめるのだろうか?と少し感じた。
また弓道をしたい気持ち、袴を着た時の凛とした気持ちが湧いてきた。
本書でも一つ一つのことを丁寧にやったり、不便の中にある良さを見出したり、日本古来のものはそんな美しさがある。
そういうことをこの一冊から学べるんじゃないかな。
ただ、私にはエモさ満点の一冊。 -
面白かったです!これはもうアニメ!
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おもしろい。続きを読みます。
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凛として弓を引くシリーズ1作目《文庫本》
2021.10発行。字の大きさは…字が小さくて読めない大きさ。
2023.09.03~04読了。★★★★★
図書館から借りてくる2023.09.03
これはいい
弓道を通して日本古来の考え方に接する高校生の青春小説です。
名古屋から引っ越してきたばかりの都立武蔵野西高校一年生の矢口楓は、近所の神社にある弓道場で、一心に弓を射る同じ年頃の姿のいい高校生を見て胸をときめかせる。そして、弓道場で開かれている六日間の体験教室を経て弓道場に入門する。
友達も出来ず、孤独感を味わっていた楓は、弓道場でみんなに支えられ、しだいに溶け込んでいく様子が爽やかで、古武道の厳しさと相まってとてもよかったです。
碧野(あおの)圭さんの本は、初めて読みます。
【読後】
字が小さくて読むのに苦労しましたが、読後感がよく、凛とした気持ちが伝わってきます。この本を手に取ったのは、みなさんの本の表紙を見て、すぐに図書館に行って借りてきました。図書館で手に取ったらすごく字が小さくて、借りるのを止めようとしたのですが、少し読んだら面白そうで借りてきました。
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凛として弓を引くシリーズ一覧
02.青雲篇
01.凛として弓を引く 2023.09.04読了
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高校生活を思い出した。弓道部もあったけど、活動の様子を見たことなかったなぁ。懐かしい部活の思い出がよみがえったし、弓道をやってみたくなった。