鈴の音が聞こえる 伝えるということ

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 62
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065296868

作品紹介・あらすじ

朝生美空は、この春、中学に入学した。
聖白鳩学園には、いわゆる一般的な学校と、盲学校、聾学校が併設されている。
美空が入学したのは、盲学校。美空は、弱視だったのだ。
登校一日目、学校の敷地内を歩いていると、かすかに「シャラ……ン」という音が。
これは、あのとき聞いた鈴の音? 美空にとって、忘れられない記憶がよみがえる──。

小学上級・中学から

感想・レビュー・書評

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  • 児童書。
    一つの学園の中に聾学校と盲学校が併設されていて、部活や学園祭は合同でするっていうのがいいなと思った。
    障がいを持つ人のことを強調し過ぎず、中学生の初々しさや気持ちを伝えたいと思う純粋さを中心に描かれているところがよかった。

  • 聖白鳩学園盲学校の中等部に入学した視覚障害のある朝生美空(あそう みく)

    登校初日、学内をめぐっているときに

      シャラ……ン。

    聞こえてきた鈴の音があの日の忘れられない記憶を呼び覚ます

    クラスメイトで全盲の悠希、小学校で同じクラスになったことがある陽菜と知り合って始まった学園生活

    美空はみんなに思いを伝えようと白鳩フェスのステージにエントリーする

    〈伝えたい思いがあふれる、ピュアフルな学園ラブストーリー!〉──帯の紹介文

    視覚障害のある少女を主人公にすえた話題作、2022年11月刊

    〈障害があるという状態は、社会全体でみると少数(マイノリティー)だ。
    もし大多数(マジョリティー)に障害があれば、たぶんそれは、障害とは捉えられず、標準(スタンダード)になる。〉p.38

    牧村久実のキラキラキュートなカバーイラストに誘われて、多くの“マジョリティー”の子どもたちが手にとってほしい一冊

    次巻は2023年2月に発売予定とのこと

  • 盲学校と聾学校といわゆる普通の学校が併設された学校に通うことになった弱視の主人公の物語。

  • 耳が『聞こえる』ということ、目が『見える』ということのありがたさがよくわかるお話です。

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著者プロフィール

辻みゆき
新潟県生まれ、千葉県育ち。いて座のO型。著書に『あの日、そらですきをみつけた』(小学館ジュニア文庫)、『家族セッション』(講談社)、ノベライズ作品に「小説 ゆずのどうぶつカルテ」(講談社青い鳥文庫)シリーズがある。

「2023年 『鈴の音が聞こえる はじめての恋』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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