伝言

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 163
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065325339

感想・レビュー・書評

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  • すぐに読み進む小説ではないのだか、ひとつひとつが積み重なって、どんどん重くのしかかってきた。
    歴史を知っているから、行き着く先が分かるから、登場人物の態度とか言葉とか、気になって仕方ない。
    読んでよかった。

  • 星3.5
    題材にはとても興味があるが、私が本を読み慣れていないからか、前半は特に時系列や登場人物がごっちゃになって、わかりにくいところがあった。
    単行本化する時に少し整理して書き直した方がよかったかも。
    当時のことを証言したりすると、それに対する誹謗中傷などがあり、家族を守るためにも口をつぐんでいる人がいるのもわかった。そして、今になって、少しずつ話し始めている人がいるのもこういう理由もあるのだなと思った。
    戦時中のことを知っている人もどんどん亡くなっていくので、こういう本は貴重だと思う。

  • 岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
    http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00649824

    満洲・新京で暮らす女学生、ひろみ。
    「尽忠報国」「一億玉砕」「五族協和」、そう信じていた――
    永遠に失われた、もう、どこにもない国。
    あの場所で見たこと、聞いたこと、そして、わたしに託されたことを、わたしは忘れない。

    終戦間際の満洲を、圧倒的な事実に基づき描く。
    これは、いまを生きるあなたのための物語。
    (出版社HPより)

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著者プロフィール

徳島県に生まれ高知県で育つ。高校在学中に坊っちゃん文学賞を受賞。筑波大学で民俗学を学ぶ。創作、昔話を再話し語る。昔話集に『女の子の昔話 日本につたわるとっておきのおはなし』『ちゃあちゃんのむかしばなし』(産経児童出版文化賞JR賞)、絵本に「女の子の昔話えほん」シリーズ、『つるかめつるかめ』など。小説に『きみはいい子』(坪田譲治文学賞)『わたしをみつけて』『世界の果てのこどもたち』『神の島のこどもたち』などがある。

「2023年 『世界の女の子の昔話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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