- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065325339
感想・レビュー・書評
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すぐに読み進む小説ではないのだか、ひとつひとつが積み重なって、どんどん重くのしかかってきた。
歴史を知っているから、行き着く先が分かるから、登場人物の態度とか言葉とか、気になって仕方ない。
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星3.5
題材にはとても興味があるが、私が本を読み慣れていないからか、前半は特に時系列や登場人物がごっちゃになって、わかりにくいところがあった。
単行本化する時に少し整理して書き直した方がよかったかも。
当時のことを証言したりすると、それに対する誹謗中傷などがあり、家族を守るためにも口をつぐんでいる人がいるのもわかった。そして、今になって、少しずつ話し始めている人がいるのもこういう理由もあるのだなと思った。
戦時中のことを知っている人もどんどん亡くなっていくので、こういう本は貴重だと思う。 -
岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00649824
満洲・新京で暮らす女学生、ひろみ。
「尽忠報国」「一億玉砕」「五族協和」、そう信じていた――
永遠に失われた、もう、どこにもない国。
あの場所で見たこと、聞いたこと、そして、わたしに託されたことを、わたしは忘れない。
終戦間際の満洲を、圧倒的な事実に基づき描く。
これは、いまを生きるあなたのための物語。
(出版社HPより)