愚か者の哲学

著者 :
  • 主婦の友社
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本棚登録 : 99
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784072353356

作品紹介・あらすじ

ロマンに敗れた若者はただのバカ。ロマンをもてない大人は救いようのないバカ。何かに行き止まりを感じたとき、あなたは「人生という物語」を書き換えることができる。ヘタな人生論より考える哲学。竹田青嗣、初の哲学エッセイ。

感想・レビュー・書評

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  • 後半なんかむずかったな、でも前半とか所々うんうんって共感できるところがあった。キリスト教のモットーが人間の生と逆転してません?!ってところとか、それ言いたかった!ってことが書いてあった!なんかあれだな、ニヒリズムという言葉がイマイチ理解できない、ついに積読の哲学用語辞典読了めざそうかな。

  • 38226

  • 2015.3.30相変わらずわかりやすく哲学してくれている。特に発見はなかったが、人間や人生についての哲学的基本的洞察が書いてあるので、忘れた頃にまた読み返したい。今の私は、欲望に敗れた弱き者なのか、欲望を腐らせた愚か者なのか、、、。

  • 幼少期、青年期、オトナ
    それぞれのものの考え方、心理を
    哲学的に説明

    ちょっと迷った時に読みたくなる本
    なんだかぐちゃぐちゃになってしまった
    考え方が整理されて
    原因と結果の本質
    心理がみえてくるよう感覚
    思考を整理したいときに読みたくなる


    人に似合う帽子はみんな違う
    誰もみなそのひとの
    ベストの人生があると考える
    ルサンチマンを適切に処理し
    ニヒリズムとシニシズムを
    制御する魅力を少しずつ身に着ける
    自分の中で生へのロマンと
    憧れをいかし続ける


    哲学ってシンプルで究極・・・

  • 嫌いな上司がいたときに読んだのがきっかけです。
    親子関係のことや本当の自分こと、自分の価値観について哲学的に考えるきに参考になります。

    嫌いな上司に対しては≪愛せないときは通り過ぎよ≫です(笑)

  • というか、人生哲学的な。

  • 狙い:
    久しぶりに哲学に凝ろうかと思ってその導入。


    概要:
    哲学というと小難しいのを想像するかもしれませんが、哲学の全体像を俯瞰しつつ、それを現代での事象に当てはめて説明するので、ひじょうに分りやすい。
    哲学の導入としては良書。


    学び:
    これを読まなければ危うく哲学書を読みふける毎日になるところだった。
    ややもすると言葉遊びになりつつある哲学をおもしろいという位置で止めてくれた。
    全体像をさらっと俯瞰したのでそれ以上追求しようという気持ちを起こさせなかったのが(著者の狙いとは違うかもしれないが)、今の自分にはとてもよかった。

    また哲学ではなく実学の世界にもどれそうです。
    晩年落ち着いたら趣味に読もうと思わせてくれました。

    哲学ってなんだろー?と思ってる人の導入。または哲学に凝り過ぎて社会不適合者的になってる人が現世に戻ってくる呼び水的な位置づけとしても使えるんではないかな。

  • それほど面白い本ではないけれど、装丁と帯の文句が目を引く。
    竹田青嗣の本の中では分かりやすいので、初心者にはお勧め。でも退屈。

  • 哲学入門書、といったところです。<BR>
    <BR>
    とてもわかりやすいし、かといって初心者を馬鹿にしたような読み物でもない。
    <BR>
    哲学好きの人も楽しめる、猫屋オススメの一冊です。
    <BR><BR>
    帯に「ヘタな人生論より考える哲学」とあるのですが、まさにそのとおりですね。
    <BR>
    で、哲学の、ある意味法則に似たモノを取得してしまうと、テキスト書くのがすごく楽になります。考え方や価値観取得のテンプレートになってくれるというのでしょうか。それもカスタマイズ自由なテンプレです。
    <BR>
    哲学というと小難しいイメージがありますけど、これを入門書にすると哲学への意識が変わるかもしれません。
    <BR>
    「お、おもしろいじゃん」
    <BR>
    というね。
    <BR><BR>
    ま、オススメです。良質。

  • 「考える」「考える」「考える」を貫き通した人が
    書く本はほんと面白いですね。人生のあらゆる場面に
    するどくメスを入れた一冊です。どなたでも
    「はっ」と思う場面に遭遇すると思います。

    そこでまたいつものようにこの本を読みながら
    考えたことをちょっと記載。



    よく以下のような言葉を聞く。

    「悩んでいる暇があるなら、すぐに行動しなさい!」

    確かにそうだ。やってみなければわからないことが沢山あるし。

    でも何か腑に落ちない。何故だろうか?

    あのパスカルさんもいっているように「人間は考える葦である」。
    すぐに行動する前にやっぱり考えるのは必要だよなー。

    ん?「考える」と「悩む」をごっちゃにしている?
    確かに「悩む」=「考える」となるとそれは違うといえるが、
    いざとなると人って、「悩む」ことと「考える」を履き違えている
    ような気がする。

    「悩む」ことはどっちかというと私欲が絡んでいる。
    「考える」ことはどっちかというと無私に近い。

    だったら、

    「悩んでいる暇があるなら、よく考えて行動しなさい!」

    うん。うん。これなら腑に落ちる。
    これで少しは世の中の争いごとも減るかな?

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著者プロフィール

1947年生まれ。哲学者、文芸評論家。著書に『「自分」を生きるための思想入門』(ちくま文庫)、『人間的自由の条件ーヘーゲルとポストモダン思想』(講談社)など。

「2007年 『自由は人間を幸福にするか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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