マリア様がみてる 10 レイニーブルー (コバルト文庫)

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784086000789

作品紹介・あらすじ

新入生の乃梨子に特別な親しみを抱く白薔薇志摩子だったが、ロザリオの授受には踏み切れないでいた。そんな折り乃梨子が薔薇の館に呼ばれるが、紅薔薇の祥子と口論になってしまい…!?由乃の剣道部入部に反対する令、半年前の"黄薔薇革命"では由乃はついカッとなってロザリオを突き返し、絶縁を言い渡したのだが…!?『ロザリオの滴』『黄薔薇注意報』『レイニーブルー』の三話を収録。

感想・レビュー・書評

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  • はまった当時、毎日2冊ずつ買って読んでいたので、後追いにもかかわらず「レイニー止め」を食らって一晩悶々とし、朝イチで本屋に走って(自分の店だけどw)残り全部買ったという思い出が。

  • 「えっ?!ここで終わるの?」と驚き
    だったら前後編にしてくれよ・・・ と思った

    結局はめでたしめでたしになるんだろうけど
    祥子さまひどくない?
    話さなければわからないとか自分で言っておいて
    自分がちゃんと話してないんだもんなぁ・・・

  • こっこれが、噂のレイニー止めか……。

  • あー!!
    まさかここで終わるとは!!!
    図書館でもう一冊借りようか迷って借りなかった自分に叱咤(`へ´*)ノ
    明日、絶対借りにいく!!

    もう…
    途中泣きそうになりながら、夢中で読んだ。
    切なくて切なくて。
    なぜか、どこかわかる気がして。
    祐巳になって必死だった。この著者ってすごい、と思った一冊。

  • 各巻読み返すことが多々あるが、この巻だけは手が出ない。
    読むのが辛すぎる1冊(^^;

  • 祐巳の心の動きが、ひどく切ない。女性同士であるけれど。これは間違いなく恋愛小説だよなぁ……。全体を通じて、同日のそれぞれの姉妹の様子をそれぞれの立場で描いていて。なかなか面白い構成だった。

  • 再読。比較的さばけたした気性の方が揃っていた先代が抜けてじめじめした薔薇の館の乾燥剤乃梨子ちゃん。ぜんぶわかって読んでも、瞳子の憎らしさはなかなかである。
    つらいシーンなんだけど男物の黒い傘を差す聖さま、良い。

  • 表紙の通り、憂いに満ちた巻

    黄薔薇は、由乃の入部でぎくしちゃうし、
    白薔薇は、乃梨子をいもうとに!の圧力で
    鬱屈して物思いにふける

    そして、赤薔薇も不穏な動き!

    おまけに大事な傘まで盗まれて…

    そりゃあ泣きたくなるってものよ


    すぐに次巻読まないと、
    ゆみちゃんが不憫でならん〜

  • 「マリみて」第10巻。

    「雨降って地固まる」第一部。(多分)
    初夏の梅雨シーズン。天気の晴れないじめじめとした季節に合わせてか、山百合会の人間模様も不安定な様相。乃梨子を"妹"に迎えることに決心がつかない志摩子、令に剣道部に入部することを反対されて憤慨する由乃、祥子に遊園地デートの約束を何度も反故にされた挙句、一年生の瞳子との親しい関係を見せつけられて疑心暗鬼に陥る祐巳。彼女らは立ちはだかる問題を乗り越え、新たに"絆"を深めることができるのか―――。

    本巻で「志摩子×乃梨子」と「令×由乃」は解決。
    次巻は「祥子×祐巳」の解決編。(多分)

  • なんといってもレイニーブルーは私の中で悲しい話の一つ。
    すれ違いってこういうことで始めるんだなぁ、と。
    完結せずに気になる終わり方で終わっちゃいました。

  • トラブルの巻。
    どうなっちゃうの!!?というところで終わってしまったので、すかさず続きを…

  • シリーズ第10巻

  • 第10巻。『ロザリオの滴』志摩子が乃梨子にロザリオを渡すのを悩む話。

    『重みのわからない私なら、きっと肩こらないよ』と、志摩子の背負うものを一緒に背負おうとする乃梨子が素敵だな。

    『黄薔薇注意報』剣道部に入ろうとする由乃を令が反対する話。
    黄薔薇は似たような理由で何度も喧嘩するなぁw

    『レイニーブルー』祥子様にデートをドタキャンされる裕巳。しかも祥子様は、瞳子と一緒にいて。

    不安に負けて逃げ出した裕巳の前に聖様が現れる。

    ここで続くとか、当時読んでたらモヤモヤしてたな。確実にww

  • 「だったらもう、私は寒くないわ」ってどういう意味で言ったんでしょうか。
    ものすごく考えちゃいます……。
    雨で寒くないというよりも、心が寒くないってことでしょうね、やっぱり。

    祐巳と祥子も喧嘩しちゃうし。
    早く仲直りしてほしいです。
    瞳子ちゃんも瞳子ちゃんだし、祥子さまも祥子さまですよ本当。

    瞳子ちゃんは祐巳の妹になったりしないよね???
    でもなんかありえそう。
    で、「好きなのはお姉さま(祐巳)じゃなくて、祥子お姉さまの方よ」とか言ってそう。。。

    ううう・・・難しい・・・

    ライトノベルでここまで深くついてくるのは「半分の月がのぼる空」以来初めてかもしれない///

  • 悩める三組の切ない話。
    心の描き方が繊細で、とても共感してしまった。
    マリみてが好きだ~!

  • 結局続きを殆ど読んでしまったので、読んだのかどうか記憶が曖昧な本作も借りてきた。やっぱり、読んだことがあるみたい。この本で読むのを辞めたんだよな。表紙にがっかりしたのと、新しいキャラクター達がたいして好きになれなくて。でも、気分をちょっとかえるのにサラッと読めて結構楽しい。この話は後味はあんまり良くないけど。

  • 2010/05/09.

    一人一人の葛藤が妙にくるしかった。
    それぞれの関係性は違うものの、どれもしっくり来る。経験がある。ああそうだ、こういう苦しみを味わったことがある。
    完璧じゃあなくても、一部分だけでも、同じような苦しみを舐めると苦しいという感情が蘇る。
    想像じゃない、経験。そういうもの。

  • 09.11.05 読了。

  • 読んだ本。

  • 薔薇達の憂鬱。いつだって悩ませるのは大切な妹。大好きなお姉様。何があっても止まない雨はないはずだから、明日はきっと晴れ…ない紅薔薇姉妹。乙女心が全然わかってないんだから…祥子さまのバカッ!うわーん!

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